下野新聞によると、那須烏山市白久の耕作放棄地に、竹本工業所(広島県三原市)が、ポリ塩化ビフェニール(PCB)の無害化処理施設の建設を計画、1月16日付で県に事業計画書を提出しているという。微量PCB汚染廃電気機器からの抜油後の筐体の洗浄処理のようだ。これから、地域住民などへの説明会もあるそうだが~
下野新聞-2015年3月2日■那須烏山にPCB処理施設、計画 広島の業者
下野新聞-2015年3月2日
那須烏山市白久の耕作放棄地に、広島県の民間業者が毒性のあるポリ塩化ビフェニール(PCB)を無害化するとした産業廃棄物中間処理施設の建設を計画していることが1日、分かった。…
うまくいくのだろうか?
(株)セオリー(名古屋)は、2012年に千葉県横芝光町で、光触媒による抜油剥離選別システムによるPCB無害化処理(容器洗浄)の実証試験を終了し、事業開始に向けての手続きを進めていたが、地域の根強い反対運動で、ついに2014年に工場を閉鎖し撤退した。
すでに評価されている処理技術はたくさんある。
JESCO全国5か所の処理施設の他、電力会社などは自家処理を実施している
最近では、微量PCBの洗浄処理も、かんでんエンジニアリングは認可済み、
中部環境ソリューション、神鋼環境ソリューション、北電テクノサービスも、洗浄施設の大臣認定申請中
それでも、微量PCB汚染廃電気機器は国内に約160万台もあると推計されているので、
需要は確実にあるのだろうが、、、、
微量PCB汚染廃電気機器からの抜油や筐体の洗浄もたいへんなことだろう、
評価されている技術であれど、PCB無害化処理は、やってみなければわからない、、
JESCO東京事業所の水熱分解法・MHI化洗法(三菱重工)は、
安定器の処理に関しては、うまくいかずに、結局、事業は中止となった。
安定器の場合は、PCBは分解できても、あれこれいろいろあるようだ、
産業廃棄物処理事業振興財団HPから転載
・PCB処理技術の評価手順
PCB処理技術評価 提出資料作成要領
評価済PCB処理技術一覧
評価済PCB処理技術一覧(PDFファイル)