埼玉県の行田羽生資源環境組合は25日、新たなごみ処理施設の整備と運営を担う事業者が、タクマ(本社・兵庫県)を代表企業とする8社によるフジグループに決まった、と発表した。(参考「28年4月に稼働予定 新ごみ処理施設 整備と運営の事業者が決定 落札額は413億6千万円 行田羽生資源環境組合」)
平成25年5月7日、鴻巣行田北本環境資源組合(行田市、鴻巣市、北本市)設立したものの、新ごみ処理施設の建設地などの問題から構成市間で方向性が一致せず、基本合意書を白紙とし、事業を解消、ごみ処理施設の建設に関する事業を廃止している。行田市、鴻巣市は組合名を『彩北広域清掃組合』に改め、既存施設の運営のみを行っている。
令和4年4月1日、新たなごみ処理施設整備で行田市・羽生市で行田羽生資源環境組合設立
行田羽生資源環境組合 新ごみ処理施設整備運営事業は運営・維持管理業務期間20年間のDBO事業
行田羽生資源環境組合 新ごみ処理施設整備運営事業者選定 落札者の決定について(令和6年7月22日)
令和6年1月9日に入札公告を行った、「(仮称)行田羽生資源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業」に係る総合評価型一般競争入札について、行田羽生資源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業者選定委員会(以下「選定委員会」という)における審査により落札候補者が選定されました。行田羽生資源環境組合では、選定委員会の選定結果を踏まえ、次のとおり落札者として決定しましたので公表します。
(仮称)行田羽生資源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業における落札者の決定について
令和6年1月9日付け行田羽生資源環境組合告示第7号で公告した行田羽生資
源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業に係る総合評価型一般競争入札について、
行田羽生資源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業者選定委員会(以下「委員会」
という。)において審査した結果、落札者候補者が選定されました。本組合では、
委員会の選定結果を踏まえ、また、入札公告における落札者決定基準書に基づき、
落札者を決定したので公表します。
記
1 落札者
グループ名 フジグループ
代表企業 株式会社タクマ 東京支社
構成員
株式会社鴻池組 さいたま営業所
小川工業株式会社
共和化工株式会社
大野建設株式会社
株式会社タクマテクノス
株式会社カンエイメンテナンス
協力企業 株式会社サンワックス
※記載順については、落札者提出資料によるもの
2 落札価格(税込)
予定価格 契約予定額 落札率
建設工事費 27,179,000,000円 25,421,000,000円 93.53%
運営費 16,014,000,000円 15,939,000,000円 99.53%
合計 43,193,000,000円 41,360,000,000円 95.76%
3 審査結果
入札参加者 非価格要素審査点【50点】 価格要素審査点【50点】 総合評価点【100点】
フジグループ 34.97点 50点 84.97点
※行田羽生資源環境組合新ごみ処理施設整備運営事業者選定委員会による審査
講評については、後日別途公表予定。
<参考>
〇事業期間
設計・建設業務期間
:事業契約締結日から令和 10(2028)年 6 月 3 0日まで (試 運 転 含 む )
運営・維持管理業務期間
:令 和 1 0年 (2028)7月1日から令和 30(2048)年6月 3 0日まで (20年 )
〇施設規模(要求水準書より抜粋)
施設の種類 ごみの種類 処理能力
ごみ焼却施設 可燃ごみ 126t/日
マテリアルリサイクル推進施設
不燃・粗大ごみ 12t/5h
かん類 1.2t/5h
ペットボトル 2.2t/5h
剪定枝(直接搬入) 5t/日
資源物ストックヤード
かん類・ビン類紙類・布類ペットボトルなど ―
〇今後のスケジュール
日 程 内 容
令和6年7月22日 落札者決定
令和6年9月下旬
契約締結(組合議会上程)
施設整備工事着工
令和10年4月 新施設稼働開始