「回収不可」で取り残されたダンボールと雑がみ(2013年11月21日14時過ぎ)
ちょっと不親切なイエローカード
通りがかりに、舗道上に、取り残された「ダンボールに入れられた雑がみ」あり。イエローカードを見ると、『雑紙が入っています。回収不可』となっている。一瞬、世田谷区は、いわゆる「雑がみ」などは回収していないのか!! 容器包装プラも集めていないし、と、少々憤慨して写真を撮ってきたのだが、、そういえば、2013年4月に横浜で開催された「多様な回収システム検討セミナー 〜これからのリサイクルはどのような方向へ〜」で、古紙の抜き取り対策として、世田谷区は品目別、別車輌の回収をおこなっていると聞いていた。
世田谷区、「新聞・雑誌類」は平ボディー車で、「段ボール」はパッカー車と、別々の車両で回収している。しかし、イエローカードの書き方に不親切さを感じた。もちろん、いろんなパターンがある中で、なかなかすべてに細かく対応はできないのだろうが、せっかくの「意識啓発」を目的とする取り残し、置き去りであれば、もう少しは書きようもあるのではないかと〜 余計な心配をしてしまった。
要するに、世田谷区の場合は、「雑誌」のなかにお菓子の箱や包装紙などの雑がみを入れてもいいことになっている。分別のくくりに「雑がみ」はないが、ひもでしばることができない小さな紙などは「紙袋に入れてもだせます。」となっている。「紙袋で出せます」のチラシまである。
ということで、この場合は、分別の不徹底ということになる。
ダンボールはダンボールで、雑がみは雑誌に入れてしばるか紙袋で出すということである。あのイエローカードより、紙袋でだせますのチラシを貼り付けたほうがいいのではないか。そもそも回収車輌が別なので、「新聞・雑誌類」の回収車があの雑がみに気がついてそれだけ抜き出してくれればよかったのだろうが、なにしろ、抜き取り対策は、一刻を争うスピード回収なのだろうから、そんなゆとりはないかもしれない。ダンボールの回収車は、ダンボールだけ回収して、雑がみを残すと、風で散乱してしまうだろうし、痛し痒しだったのだろうな〜 とも思うが、住民に『雑紙が入っています。回収不可』の意味が伝わればいいが〜 と、余計な老婆心が起きてしまった。
世田谷区 資源の出し方
集積所での資源の出し方
古紙(新聞・雑誌類・段ボール)・ガラスびん・缶を週1回、ペットボトルを月2回、集積所で回収しています。祝日は平常どおり回収しています。
回収日の朝8時までにお出しください。
資源は品目ごとに回収しますので、朝8時を過ぎて出されると、回収できない場合があります。(例)「新聞・雑誌類」と「段ボール」は別々の車両で回収しますので、集積所に「段ボール」が残っていても、「新聞・雑誌類」は回収済みの場合があります。
なお、それぞれの回収日は資源・ごみ収集日をご覧ください。
古紙(新聞・雑誌類・段ボール)
新聞
まとめてひもで十字にしばってください。
折込チラシも含みます。
雑誌類
まとめてひもで十字にしばってください。
お菓子やティッシュの空き箱やひもでしばることのできない小さな紙などは紙袋(紙以外の持ち手は可燃ごみへ)に入れてください。
段ボール
折りたたんで、ひもで十字にしばってください。
配達伝票は取り除いて可燃ごみへ。
アルミコーティングされたもの・汚れたものは可燃ごみへ。
(補足)
詳しくは、下記添付ファイルのイラストでご覧ください。
紙袋で出せます。(PDF形式 1,019キロバイト)
世田谷区は、「抜取り防止」条例の制定も、違反摘発も、全国初だったのではないか? それほど世田谷区の行政回収紙類の回収量は、急激な減少が続いていた。もちろん、それらの減少分がすべて抜き取りであるとの証明は難しいのだろうが。ここ数年は、日本の紙全体の生産量や消費量の減少傾向もあるので、古紙回収量の減少傾向は相応にうなずけるところではあるが、世田谷の抜き取り対策のための品目別、別車輌の回収が、果たして、その成果はどのように数字で表れるか期待したいところではある。
23区の中で、古紙の回収量のいちばん多いのが世田谷区、
その次が練馬区と杉並区になる、各区の平成17年度からの回収量の推移をグラフにしてみた。23区全体でみると、平成24年度の回収量は行政回収が44%、集団回収が56%である。行政回収を止めて、集団回収一元化に戻す区も増えてきた。そういう中で、世田谷区の特色は、地域性もあるのだろうが、年々集団回収も増えてきてはいるが、行政回収が主流ということか。しかしこうしてグラフにしてみると、杉並も同様に行政回収が多い。
平成24年10月1日現在の人口
世田谷区:860,456 人
練馬区:709,427 人
杉並区:540,125 人
お復習い【23区の紙類回収】
●紙類回収実績の推移
●区別 【紙類】 行政回収・集団回収実績
国内の「紙・板紙」生産量や消費量は、減少傾向が続いてはいるが、それにもまして回収量の減少傾向が続いているという。その不透明な部分が、いわゆる「古紙の抜き取り」とカウントされて、GPS追跡などとして新聞紙上でも話題になっている。
●行政回収実績推移
●集団回収実績推移
●【紙類】行政回収分類 平成24年度(合計154,687,527Kg)
●【紙類】集団回収分類 平成24年度(合計198,477,769Kg)
関連(本ブログ)
■23区の清掃事業年報 【リサイクル編】 『平成24年度 資源回収量【確定値】』から〜(2013年09月07日)
ちょっと不親切なイエローカード
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世田谷区、「新聞・雑誌類」は平ボディー車で、「段ボール」はパッカー車と、別々の車両で回収している。しかし、イエローカードの書き方に不親切さを感じた。もちろん、いろんなパターンがある中で、なかなかすべてに細かく対応はできないのだろうが、せっかくの「意識啓発」を目的とする取り残し、置き去りであれば、もう少しは書きようもあるのではないかと〜 余計な心配をしてしまった。
要するに、世田谷区の場合は、「雑誌」のなかにお菓子の箱や包装紙などの雑がみを入れてもいいことになっている。分別のくくりに「雑がみ」はないが、ひもでしばることができない小さな紙などは「紙袋に入れてもだせます。」となっている。「紙袋で出せます」のチラシまである。
ということで、この場合は、分別の不徹底ということになる。
ダンボールはダンボールで、雑がみは雑誌に入れてしばるか紙袋で出すということである。あのイエローカードより、紙袋でだせますのチラシを貼り付けたほうがいいのではないか。そもそも回収車輌が別なので、「新聞・雑誌類」の回収車があの雑がみに気がついてそれだけ抜き出してくれればよかったのだろうが、なにしろ、抜き取り対策は、一刻を争うスピード回収なのだろうから、そんなゆとりはないかもしれない。ダンボールの回収車は、ダンボールだけ回収して、雑がみを残すと、風で散乱してしまうだろうし、痛し痒しだったのだろうな〜 とも思うが、住民に『雑紙が入っています。回収不可』の意味が伝わればいいが〜 と、余計な老婆心が起きてしまった。
世田谷区 資源の出し方
集積所での資源の出し方
古紙(新聞・雑誌類・段ボール)・ガラスびん・缶を週1回、ペットボトルを月2回、集積所で回収しています。祝日は平常どおり回収しています。
回収日の朝8時までにお出しください。
資源は品目ごとに回収しますので、朝8時を過ぎて出されると、回収できない場合があります。(例)「新聞・雑誌類」と「段ボール」は別々の車両で回収しますので、集積所に「段ボール」が残っていても、「新聞・雑誌類」は回収済みの場合があります。
なお、それぞれの回収日は資源・ごみ収集日をご覧ください。
古紙(新聞・雑誌類・段ボール)
新聞
まとめてひもで十字にしばってください。
折込チラシも含みます。
雑誌類
まとめてひもで十字にしばってください。
お菓子やティッシュの空き箱やひもでしばることのできない小さな紙などは紙袋(紙以外の持ち手は可燃ごみへ)に入れてください。
段ボール
折りたたんで、ひもで十字にしばってください。
配達伝票は取り除いて可燃ごみへ。
アルミコーティングされたもの・汚れたものは可燃ごみへ。
(補足)
詳しくは、下記添付ファイルのイラストでご覧ください。
紙袋で出せます。(PDF形式 1,019キロバイト)
世田谷区は、「抜取り防止」条例の制定も、違反摘発も、全国初だったのではないか? それほど世田谷区の行政回収紙類の回収量は、急激な減少が続いていた。もちろん、それらの減少分がすべて抜き取りであるとの証明は難しいのだろうが。ここ数年は、日本の紙全体の生産量や消費量の減少傾向もあるので、古紙回収量の減少傾向は相応にうなずけるところではあるが、世田谷の抜き取り対策のための品目別、別車輌の回収が、果たして、その成果はどのように数字で表れるか期待したいところではある。
23区の中で、古紙の回収量のいちばん多いのが世田谷区、
その次が練馬区と杉並区になる、各区の平成17年度からの回収量の推移をグラフにしてみた。23区全体でみると、平成24年度の回収量は行政回収が44%、集団回収が56%である。行政回収を止めて、集団回収一元化に戻す区も増えてきた。そういう中で、世田谷区の特色は、地域性もあるのだろうが、年々集団回収も増えてきてはいるが、行政回収が主流ということか。しかしこうしてグラフにしてみると、杉並も同様に行政回収が多い。
平成24年10月1日現在の人口
世田谷区:860,456 人
練馬区:709,427 人
杉並区:540,125 人
お復習い【23区の紙類回収】
●紙類回収実績の推移
●区別 【紙類】 行政回収・集団回収実績
国内の「紙・板紙」生産量や消費量は、減少傾向が続いてはいるが、それにもまして回収量の減少傾向が続いているという。その不透明な部分が、いわゆる「古紙の抜き取り」とカウントされて、GPS追跡などとして新聞紙上でも話題になっている。
●行政回収実績推移
●集団回収実績推移
●【紙類】行政回収分類 平成24年度(合計154,687,527Kg)
●【紙類】集団回収分類 平成24年度(合計198,477,769Kg)
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