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旧南濃清掃センター:養老の焼却施設、解体へ 重金属流出に防止措置−−南濃衛生事務組合 /岐阜

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■旧南濃清掃センター:養老の焼却施設、解体へ 重金属流出に防止措置−−南濃衛生事務組合 /岐阜
毎日新聞-2013年01月16日
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20130116ddlk21040030000c.html
 海津市と養老、関ケ原町で作る南濃衛生施設利用事務組合(管理者・大橋孝養老町長)は15日、老朽化のために廃止した旧南濃清掃センター(養老町有尾)の焼却施設を来年度から2年間かけて解体撤去すると発表した。
 建物と炉、集じん装置など付帯設備を撤去する。対象面積は約2500平方メートル。同施設は74年12月から09年1月まで可燃ごみを焼却してきた。
 建物の一部にアスベストが使われているほか、焼却炉や煙道などの内部にダイオキシン類やカドミウムや鉛、ヒ素など重金属類が付着している可能性があり、飛散や洗浄水の流出がないよう、防止措置をとるという。
 昨年6月から12月にかけて行った敷地内の土壌調査では、10メートル四方の4区画で鉛が基準(1キロ当たり150ミリグラム)を上回る240〜1400ミリグラム検出されたため土壌は産業廃棄物として処分される。またダイオキシン類が1グラムあたり1000ピコグラム(ピコは1兆分の1)の基準値に対し、1200〜1万1000ピコグラム検出された土壌もあり、特別管理産業廃棄物として処分する。鉛以外の重金属は基準値を超えるものはなく、井戸水からも検出されていないという。
 ごみは現在、隣接する「養老ドリームパーク」で焼却している。【山盛均】

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