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環境省 『日本の廃棄物処理 平成29年度版』 都道府県別ごみ処理の現状、長野県は1人1日817gで4年連続の最少

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長野県は、平成29年度も1人1日あたりのごみ排出量が817グラムと全国一少ない
平成26年度からの4年連続の全国一位


一般廃棄物処理実態調査の「平成29年度調査結果」が環境省の「廃棄物処理技術情報」で公開された。毎年報告される「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度)について」などの元になるデータである。一般廃棄物の排出状況、処理の状況、施設整備状況などを「日本の廃棄物処理平成29年度版(平成31年4月10日現在) (doc 3,347KB / PDF 1,537KB)」にまとめ、詳細がエクセルデータでも公開されている。平成29年度の一般廃棄物の総まとめである。

環境省 平成31年3月

 ●一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度)について 概要版

 ● 「日本の廃棄物処理 平成29年度版」(平成31年4月10日現在) (doc 3,347KB / PDF 1,537KB) 詳細版

 

 関連(本ブログ) 平成29年度もごみ焼却率は80.3%で相変わらずの焼却大国
環境省 『日本の廃棄物処理 平成29年度版』 ごみ総排出量は4,289万トン、1人1日当たりのごみ排出量は920グラム(焼却施設1,103施設、直接焼却率80.3%)2019年04月08日

 

都道府県別の処理状況のみ抜粋した~

 Ⅳ.各都道府県別データ

1. 都道府県別ごみ処理の現状(平成29年度実績)

東京都は、総人口13,627千人、ごみ総排出量4,417千トンとダントツ多い、
1人1日当たりの総排出量888グラム/人日(平成28年度は897グラム/人日)、
直接焼却は3,374千トン、直接最終処分5千トン、焼却以外の中間処理393千トン、直接資源化418千トン、中間処理後再生利用299千トンで、リサイクル率R21.9 %(平成28年度は22.1%、平成27年度は23.7%)、リサイクル率R’19.8%(平成28年度は20.1%、平成27年度は21.8%)、最終処分量342千トン(直接最終処分5千トン、焼却残渣279千トン、処理残さ58千トン)

東京都、ごみ量は減少しているが、なぜだか、、、
リサイクル率は年々低くなっている~ 
ごみの減量は多摩地域の努力のおかげ、(東京都分は別ページで~)

環境省の統計
1人1日当たりの排出量: '合計(ごみ総排出量)*10^6/総人口/365
 生活系ごみ(生活系ごみ搬入量+集団回収量)*10^6/総人口/365
 事業系ごみ(事業系ごみ搬入量)*10^6/総人口/365
リサイクル率 R:(直接資源化量+中間処理後再生利用量+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)*100"  
リサイクル率 R’:(直接資源化量+中間処理後再生利用量〔固形燃料、焼却灰・飛灰のセメント原料化、セメント等への直接投入、飛灰の山元還元 を除く〕+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)*100"


 

いつも思うのだが、、、
1人あたりのごみ排出量とリサイクル率はあまり相関していない
リサイクル率ばかり高くしても、一人当たりのごみ排出量も多いのでは、、
大量消費、大量リサイクルでは仕方がない、

ちなみに、リサイクル率Rのいちばん高い県は鳥取県の31.2 %
鳥取県は平成28年度、29年度も一人一日あたりのごみ排出量はワースト1位

平成29年度の1人1日あたりのごみ排出量が817グラムの長野県のリサイクル率は
リサイクルR21.2 %、 リサイクルR' 20.4 %

福島県は、4年連続のワースト1から平成28年度はワースト2位になった、平成29年度は3位と、、
福島市はどうだろう、、、あとでみてみよう、参考:「福島市「ごみ排出全国最多」の怪(平成27年度の1人当たりごみ排出量が人口10万人以上の都市で全国最多を記録した~)2018年03月04日

かつては、大阪もワーストだったが、どんどんごみ減量に励んでいる~

沖縄県、全国最少もあったのに、、ここのところ、若干増加傾向に~



●1人1日当たりの総排出量[グラム/人日]

 

1. 都道府県別ごみ処理の現状(平成29 年度実績)

 


日本の廃棄物処理に関する基本的な用語
日本の廃棄物処理で用いる用語のうち、基本的な用語の概念、解釈を以下に示す。
【ごみ処理】
1.ごみ処理
●人口(人)
平成29 年10 月1 日現在である。
「計画収集人口」は、実際にごみの収集を行っている区域の人口である。
「計画収集人口」と「自家処理人口」の和が市町村の「総人口」となる。さらに、「総人口」
は都道府県の統計課が平成29 年10 月 1 日付けで公表するために市町村に報告を求めた数値
(住民基本台帳人口)である。
なお、外国人登録制度が廃止され、「住民基本台帳法の一部を改正する法律(平成 21 年法
律第 77 号)」により外国人住民についても住民基本台帳制度の対象となったため、平成 24
年度調査より外国人人口は総人口のうち数とした。
総人口=計画収集人口+自家処理人口
●ごみ総排出量(t)
ごみ総排出量=計画収集量+直接搬入量+集団回収量
●1人1日当たりのごみ排出量(g 人/日)
1人1日当たりのごみ排出量=ごみ総排出量/総人口/365
●1人1日当たりのごみ排出量[生活系ごみ](g 人/日)
1人1日当たりのごみ排出量[生活系ごみ]=(生活系ごみの搬入量+集団回収量)/総人口/365
●1人1日当たりのごみ排出量[事業系ごみ](g 人/日)
1人1日当たりのごみ排出量(事業系ごみ)= 事業系ごみの搬入量/総人口/365
●自家処理量(t)
自家処理量とは、計画収集区域内で、市区町村等により計画収集される以外の家庭系一般廃
棄物で、ごみを自家肥料又は飼料として用いるか、直接農家等に依頼して処分させ、または自
ら処分しているものをいい、一部の市区町村では計画収集量、計画収集人口、自家処理人口を
勘案して推定している。
●ごみ処理量(t)
=直接焼却量+直接最終処分量+焼却以外の中間処理量+直接資源化量
●減量処理率(%)
=(直接資源化量+直接焼却量+焼却以外の中間処理量)/ごみ処理量×100
●中間処理後再生利用量(t)
=(焼却施設+粗大ごみ処理施設+ごみ堆肥化施設+ごみ飼料化施設+メタン化施設+ごみ燃料化
施設+その他の資源化等を行う施設+その他の施設)における再生利用量
●リサイクル率 R(%)
=(直接資源化量+中間処理後再生利用量+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)×100
●リサイクル率 R’(%)
=(直接資源化量+中間処理後再生利用量〔固形燃料、焼却灰・飛灰のセメント原料化、セメント
等への直接投入、飛灰の山元還元を除く〕+集団回収量)/(ごみ処理量+集団回収量)×100
●最終処分量(t)
=直接最終処分量+焼却残渣量+処理残渣量

続き、詳細は「日本の廃棄物処理 平成29年度版」へ

 

 


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