加茂市田上町消防衛生保育組合のごみ焼却施設ダイオキシン類問題、
新潟県が1月15日付けで「一般廃棄物焼却施設の排ガス中ダイオキシン類の基準超過について」を公表。該当の焼却施設1号炉を停止し、基準を超過しないよう必要な改善を実施するなどの指導をしたことを受けて、、、
加茂市は、新潟県知事宛てに、1月21日付けで、「ダイオキシン関連の県の官僚の職権濫用によるファッショ独裁的違法かつ不当な行為に対する抗議について」という抗議文を提出したようだ。加茂市のホームページ、トップページに大きく出ている。
抗議文は7ページにわたり、これまでの施設管理の状況や、ダイオキシン類対応などについて述べ、立入検査や公表の在り方など 「いじめ」、「見せしめ」、「つるし上げ」と、、信頼関係を損なってしまうとここまでできるのだ、、、、
加茂市
●ダイオキシン関連の県の官僚の職権濫用によるファッショ独裁的違法かつ不当な行為に対する抗議について
・平成31年1月24日 新潟県知事 定例記者会見
(加茂・田上焼却施設への県の立入検査等に対する抗議について)
Q 代表幹事(新潟日報)
加茂・田上の焼却施設でダイオキシンが検出された問題を巡って、加茂市長が県に対して、立入検査や結果の公表を「違法」などと抗議しましたけれども、これについての受止めと、今後の対応をどのようにしていくのか、お願いします。
A 知事
加茂市長(加茂市・田上町消防衛生保育組合管理者)には多少の事実の誤認、誤解があるようでございますので、その点はしっかりと説明させていただいて、ご理解をいただきたいと思っております。その上で、県民、市民の健康をどう守るかという観点でしっかり行動していただきたいと思っております。県としては法令にのっとって適切に対応していこうと思っております。
加茂市の知事宛抗議文などの報道も、
・県が田上ごみ焼却場の停止命令 加茂市長反発「たまれば県の責任」新潟日報 2019年1月26日
・加茂市長、知事に抗議文提出 田上・ごみ焼却場ダイオキシン問題新潟日報-2019/01/21
・加茂・田上の焼却施設を議員有志が視察 組合から離脱の声も ケンオー・ドットコム-2019/01/17
一般廃棄物焼却施設の排ガス中ダイオキシン類の基準超過について 2019年01月15日 ○ 加茂市・田上町消防衛生保育組合の一般廃棄物焼却施設について、県が立入検査(※)で排ガス中のダイオキシン類濃度を調査した結果、基準を超過していたことが本日判明しました。
※立入検査の根拠法令
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律第19条
・ダイオキシン類対策特別措置法第34条
○ 検査結果の概要及び県の対応は次のとおりです。 1 概要 (1)施設の設置者:加茂市・田上町消防衛生保育組合
(2)施設の所在地:南蒲原郡田上町大字原ケ崎新田2124番地
(3)施設の設置等:昭和55年10月完成・供用開始
(4)施設の数:2系列(1号炉、2号炉)
(5)検査対象施設:廃棄物焼却施設(1号炉)
(6)試料採取日:平成30年12月14日
(7)基準超過の状況※1,※2 〇1号炉排ガス 有害物質の種類 調査結果 当該施設に係る基準 ダイオキシン類 13 ng-TEQ/㎥ 5ng-TEQ/㎥ ※1 2号炉は今回の検査の対象としていません。
※2 ng-TEQ/㎥とは、標準大気1立方メートル(㎥)中に毒性等量(TEQ)として1ng(ナノグラム=十億分の一グラム)のダイオキシン類があることを示しています。 2 県の対応
施設の設置者に対して、次のとおり指導しました。
・速やかに焼却施設1号炉を停止すること
・基準を超過しないよう必要な改善を実施すること
・1月下旬から施設の改修を行うと聞いているが、当該改修により排ガス中のダイオキシン類濃度が基準以下に低減したことが確認されるまで1号炉の停止を継続すること
関連(本ブログ)
■加茂市・田上町消防衛生保育組合の一般廃棄物焼却施設の排ガス中ダイオキシン類基準超過(13 ng-TEQ/㎥)2019年01月15日
環境省
●ダイオキシン類対策特別措置法