<原発事故>除染土で常磐道盛り土、環境省計画 南相馬・小高行政区長が反対表明
河北新報 2019年1月8日
東京電力福島第1原発事故で発生した除染土について、環境省が南相馬市小高区の常磐自動車道の拡幅工事で再利用する計画を立てており、地元の門馬和夫市長は7日の記者会見で「地元や市民の理解が得られるかどうかだ」と述べ、推移を見守る方針を示した。地元の小高区羽倉(はのくら)行政区の相良繁広区長(67)は取材に「(放射能を閉じ込める)安全神話は崩れた。納得できない」として再利用に強く反対。環境省からの住民説明会開催の申し入れを拒否している。 ...
原発事故前は、原子炉等規制法に基づくクリアランス基準は放射性セシウム100Bq/kgだったものが、、いつのまにか、、、廃棄物を安全に再利用できる基準までもが100Bq/kgから8,000Bq/kg以下になってしまって、、、全国各地の公共事業で再利用の道筋、、、、
「南相馬市における再生利用実証事業」「飯舘村における再生利用実証事業」、二本松市では市道の盛り土に使う実証事業に地元が強く反発し、計画が頓挫
県外の除染土壌については、栃木県那須町、茨城県東海村で埋め立て処分の実証事業と、、次々と実証事業が始まっているようで、、
国の方針は、除染土8,000Bq/kg以下のものを、全国の公共事業や農地造成で利用するとしているので、、、
「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会」「除去土壌の処分に関する検討チーム会合」と
除染土壌再生利用の理解醸成に向けたコミュニケーションのあり方や方法について検討を行うために「コミュニケーション推進チーム」まで設置している、
飯舘村における再生利用実証事業 事業概要
飯舘村長泥地区において、村内仮置場に保管されている除去土壌を再生資材化し、農地造成の実証事業を行います。
具体的には、村内仮置場の除去土壌を再生資材化施設において、大型土のう袋の破袋、異物除去、放射能濃度分別等により再生資材化します。次に、再生資材を農地造成エリアに運搬、農地の嵩上げ材として利用し、造成した農地において、園芸作物、資源作物の試験栽培を実施します。
飯舘村長泥地区における除去土壌の再生利用を含む環境再生事業等を実施する上で課題となる事項について、専門的・実務的見地から意見を聴取することを目的として、飯舘村長泥地区環境再生事業運営協議会を行っています。
2018年8月27日 第1回 議事要旨


南相馬市における再生利用実証事業 事業概要 東部仮置場内に保管されている小高区東部の除染で発生した土壌を用いて、再生資材化実証試験および試験盛土を施工しました。
【試験盛土の平面・断面 概要図】
【試験盛土の断面イメージ図】
(空間線量率:0.03μSv/h~0.1μSv/h程度、大気中の放射能濃度:10-11~10-10Bq/cm3程度) 盛土への浸透水の放射能濃度は期間中、すべて不検出(検出下限値未満)となっています。 有識者検討会においても、再生利用について今回の手法において安全性を確認しました。 引き続き、空間線量等の測定を継続し、データを蓄積していきます。 これまでの経緯 実証事業実施場所における放射線等の測定結果(2017.6.20)





