<竹の内産廃>焼却施設、来夏から解体 宮城県が行政代執行で実施
河北新報-2018年12月20日
竹の内産廃処分場(宮城県村田町)の隣接地にあり、基準値超のダイオキシン類が検出された焼却施設について、宮城県は19日、2019年夏にも行政代執行による解体撤去作業に着手する方針を示した。有害物質の飛散防止策を講じながら、20年2月までの撤去を目指す。
対象となるのは焼却炉2基のほか、焼却灰保管庫や廃棄物置き場など。高さ36メートルの焼却炉は工事着手前にビニールシートで密閉し、ダイオキシン類を含んだばいじんが周囲に飛散しないような措置を施す。
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...焼却施設は処分場の運営業者が設置し、不法投棄問題の発覚以降は放置されてきた。県の17年10月の調査で炉などのばいじんから最大680ナノグラムのダイオキシン類が検出された。
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■<竹の内地区産業廃棄物最終処分場>焼却施設の炉や煙突に残っていたばいじんからダイオキシン基準200倍超検出/宮城 2018年01月27日
村田町竹の内地区産業廃棄物最終処分場は,平成2年12月より安定型最終処分場として埋立が行われていましたが,事業者が産業廃棄物処理基準に違反し,不適正処分を繰り返したことにより,高濃度の硫化水素の拡散や地下水基準を超える浸出水の拡散により生活環境保全上の支障又は支障のおそれが生じることとなりました。
事業者が改善命令や措置命令を履行せず,また管理者も不在の状況となったことから,県が行政代執行により処分場の支障除去対策,環境モニタリング及び維持管理を行っています。