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【三重】15年度中に処分完了へ 石原産業フェロシルト問題

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■【三重】15年度中に処分完了へ 石原産業フェロシルト問題
中日新聞-2013/07/31
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20130801/CK2013080102000019.html
◆四日市工場、信頼回復へまだ課題
 化学メーカー石原産業(大阪市)が有毒物質を含む土壌埋め戻し材「フェロシルト」を製造、販売した問題で、東海3県などの使用先45カ所からの撤去と処分が2015年度中に完了する見通しとなった。四日市工場(四日市市)では6月、仮置き分の本格的な処分作業が始まった。問題が表面化して9年。フェロシルトを機に不正がまかり通っていた体質が露呈した同社の信頼回復への道は、まだ途上にある。
 石原産業は、フェロシルトを七十六万六千トン製造し、七十二万千トンを販売。問題発覚後の二〇〇五年から撤去と処分を始めた。撤去の際に周辺の土も混じり、全体の処分量は百八十六万トンに上る。
 現在、未処理なのが四日市工場の仮置き分二十万トンと愛知県瀬戸市の使用現場に残る八万トン。四日市工場の仮置き分は、今年六月に入り、県環境保全事業団管理の新小山最終処分場(四日市市小山町)への搬入に対し、運搬時に飛散しない措置を取る条件で、四日市工場と処分場の地元の同意を得た。十四・六万トンを新小山へ、残りを九州の処分場へ運ぶ。新小山は防水シートで地面を覆い、有毒物質の漏出を防ぐ設計になっているという。
続きは〜
<石原産業をめぐる一連の問題>1998年から、土壌埋め戻し材「フェロシルト」を四日市工場で製造。三重、愛知、岐阜、京都の4府県で使われた。三重県はリサイクル製品に認定したが2004年、愛知県瀬戸市でフェロシルトが川に染み出し赤く濁るのを住民が発見したのを機に、使用先で六価クロムなどの検出が相次ぎ社会問題化。刑事事件に発展し、廃棄物処理法違反の罪に問われた当時の副工場長が実刑判決(確定)を受けるなどした。07年に社長交代。08年、社内調査の結果として、化学兵器にも使われる有毒ガス「ホスゲン」の無届け製造や工場敷地内の地下水から基準値の500倍のヒ素が検出される事態など9件の不正を公表した。



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