除染廃作業員 労働審判申し立て
東北 NEWS WEB 2018/08/20
福島県飯舘村の焼却施設で、燃やした除染廃棄物から出た灰の清掃作業をしていた仙台市の男性が、「作業当時、放射線への対策が十分に取られなかった」などとして施設の管理会社に対し、380万円余りの慰謝料などを求める労働審判を裁判所に申し立てました。…法律では全面マスクや防護服などの着用が義務づけられていますが、作業の際、現場の責任者からは、顔の半分を覆う半面マスクや、一般的な作業服での作業などを強いられたとしています。…日揮は、NHKの取材に対し、「書面が届いていないため、内容を確認したあとで適切な対応を検討したい」としています。
福島県飯舘村の仮設焼却施設は3か所
1 小宮地区仮設焼却施設
2 蕨平地区仮設焼却施設
3 蕨平地区仮設資材化施設
「日揮」となっているので、蕨平地区の焼却施設のようだが、、
4月に、河北新報で「<指定廃焼却施設>軽装のまま焼却炉点検も「復興の最前線で働く人の安全ないがしろ」男性作業員怒り」というニュースもあったので、
「 蕨平地区仮設焼却施設」であれば、平成29年度の飛灰のセシウム合計は、4万~9万Bq/Kg台、10万を超えたときもあった~
また、「蕨平地区仮設資材化施設」であれば、凄まじいセシウム濃度、、
RUN19 5/28~6/9(セシウム合計)
焼却対象物は焼却灰:85,000~110,000Bq/Kg
生成物 58~99Bq/Kg
副産物 140,000~900,000Bq/Kg
RUN26 1/12 ~ 1/22(セシウム合計)
焼却対象物は焼却灰:25,000~44,000Bq/Kg
生成物 9 ~ 46Bq/Kg
副産物 190,000~340,000Bq/Kg
関連(本ブログ)
■<福島県飯舘村の指定廃棄物仮設焼却施設を巡り>軽装のまま焼却炉点検も「復興の最前線で働く人の安全ないがしろ」男性作業員労働審判を申し立てる方針 2018年04月13日
関連(本ブログ)
■飯舘村蕨平地区、汚染土壌のセシウム昇華(1,350℃の高温熱処理)実証事業の「副産物」セシウム濃度 55 万 Bq/Kg も、2017年04月12日
2017年のデータだが、、、

グラフは環境省「蕨平地区仮設資材化施設」から作成
「蕨平地区仮設焼却施設」:操業早々に仮設焼却炉は破砕処理がうまくいかずに4月から焼却ストップ
2016年10月から再開予定が、、9月には運転を再開したようだ~
「蕨平地区仮設焼却施設」1号炉、2号炉の焼却灰セシウム濃度
1号炉は主灰も飛灰もセシウムは高濃度、処理対象物の各セシウム濃度は公表されていないが、
施設が順調に稼働しているとみて、高濃度の対象物を投入しているのか、、
ころがところが、、驚くことに、、
1号炉が非常におかしい、ほとんど稼働していないようではあるが、欠陥炉なのか?
主灰のセシウム濃度が飛灰より高かったり、ちょっと考えられない状況(まあ素人だから~)
それにしても、主灰が非常に高濃度、炉形式によって主灰への移行が大きい炉もあるのだろうが、
どんな炉なのか調べてみると、、
2号炉は、「不燃物」と「飛灰」の測定結果なので流動床式として、
おそらく1号炉は回転ストーカ式なのだろう、、どちらも120t/日