共同通信によると、中川雅治環境相は13日、プラスチックごみ対策を中央環境審議会に諮問したという。
来年3月までに中環審の意見を求め、
具体策や数値目標を盛り込んだ「プラスチック資源循環戦略」を取りまとめる方針と、、
G7では、海洋プラスチック憲章に日本と米国は署名しなかったというのに、
G20では「海洋汚染問題を解決するため、世界のプラスチックごみ対策をリードしていきたい」と、、
共同通信 2018年7月13日
中川雅治環境相は13日、海洋汚染などで国際的に関心が高まるプラスチックごみ対策を中央環境審議会に諮問した。政府は来年6月に大阪市で開く20カ国・地域(G20)首脳会合までに具体策や数値目標を盛り込んだ「プラスチック資源循環戦略」を取りまとめる方針。使用量削減や効率的な再利用、環境に優しい新素材の普及策について、来年3月までに中環審の意見を求める。
中川氏は記者会見で「海洋汚染問題を解決するため、世界のプラスチックごみ対策をリードしていきたい」と強調した。
循環戦略の策定は、6月に閣議決定した国の循環型社会形成推進基本計画に盛り込んだ。
日本が、世界のプラスチックごみ対策をリード???
国連環境計画の報告書で、「使い捨てプラスチック製品の廃棄量(14年)」は中国が最多だが、人口1人当たりの廃棄量は米国、次いで日本、欧州連合(EU)が多い」となっていたが、、
「プラスチック資源循環戦略」も結局は、
使用量削減や効率的な再利用、環境に優しい新素材の普及策についてなんだろう、、、
なにしろ、日本は、プラスチックレジ袋すら何ら規制もできていないし、事業者任せの自主規制、削減目標なんだから、、
使用量の削減も、ペットボトルのように、素材の肉厚やラベルは極薄になって1本あたりの使用量の削減とはなっているが、、、それで生産量が増大では元も子もないが、、、、
なにしろ、業界も、環境省も、日本の使い捨てボトルなどの回収量やリサイクル率は優れているとの自負がある。また、日本の使い捨てプラスチックの多くは焼却処理をしているので、海ごみとも縁がないと思っているのだろう。従って、欧米のような危機感は持っていないのだろう。
世界各国で、使い捨てプラスチックのデポジット、課税、禁止といろんな政策が進む中、、、