☆城南衛生管理組合「折居清掃工場における塩化水素濃度測定値の錯誤について」より
■排ガス数値を10年超誤測定 京都・宇治市の折居清掃工場
MSN産経ニュース-2013/07/30
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130730/kyt13073002070003-n1.htm
宇治市の折居清掃工場が、排ガスに含まれる塩化水素濃度を実際の2倍に記録し続けていたことが29日、わかった。5月に発覚した同工場の排ガスデータ改竄(かいざん)問題への対応で、運営者の城南衛生管理組合が見つけた。 排ガス測定装置は測定器や ...
分散型制御システム(DCS)の仕組みなどわからないが、
逆に、設定次第で、測定結果などどうにでもなるということなのか〜
それにしてもお粗末なこと、、数字の信憑性などその程度のものなのか、
全国各地の焼却施設、城南衛生管理組合だけの問題でもないのだろう〜
平成25年7月29日 城南衛生管理組合
http://www.jyonaneikan.jp/index.htm
■折居清掃工場における塩化水素濃度測定値の錯誤について
本年5月2日から3日にかけて生じました基準値を超える排ガス発生等の事案において、排ガス洗浄塔の補修の間に放出された塩化水素濃度の測定値は、20ppm から測定範囲の上限である100ppm が記録表示されていたとしておりました。
しかしながら、測定器を1000ppm まで測定できるものに取り換える過程の中で調査しましたところ、平成14年度に更新した際、測定精度を高めるために測定範囲を「0ppm〜100ppm」を「0ppm〜50ppm」に変更していたことが判明いたしました。
測定器により測定された値は、電流の変化(4mA〜20mA)により記録計及びDCS(※1)の帳票(運転日報)に表示されますが、測定器更新の際、DCSの表示範囲も電流とDCS表示の関係から「0ppm〜50ppm」に変更すべきところを「0ppm〜100ppm」のままにしていたことから、測定値の2倍の値が表示されていました。
こうした誤りが生じた原因は、測定器とDCS の設置メーカーが異なっていたこともあり、測定器更新の際、DCS 側での変更も必要であることが認識できなかったものと考えられます。
したがいまして、補修中に放出された塩化水素濃度は、これまで測定上限値の「100ppm」を超えたとしておりましたが、本来は測定上限値の「50ppm」を超えたとするべきでありました。
なお、組合管理値(19ppm)を超え、また大気汚染防止法による排出基準(430ppm)を超えた可能性があることについては変わりなく、また、周辺環境への影響評価についても変わりはありません。
このような測定器測定範囲とDCS表示範囲の不一致は、結果として、測定値の過大表示となっておりますが、そもそも長年にわたって排ガス濃度が正しく表示、把握されていなかったということは事実であり、施設管理、環境管理上重大な問題であると認識しております。
今回の一連の事案につきまして、重ねてお詫び申し上げます。
(※1 DCSとは、分散型制御システム Distributed Control System の略)
関連(本ブログ)
■データ偽装は1カ月 宇治市の清掃工場 排ガス流出問題 京都(2013年06月23日)
■排ガス:京都・衛生組合 清掃工場のデータを0に改ざん(城南衛生管理組合 折居清掃工場)(2013年06月18)
■排ガス数値を10年超誤測定 京都・宇治市の折居清掃工場
MSN産経ニュース-2013/07/30
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130730/kyt13073002070003-n1.htm
宇治市の折居清掃工場が、排ガスに含まれる塩化水素濃度を実際の2倍に記録し続けていたことが29日、わかった。5月に発覚した同工場の排ガスデータ改竄(かいざん)問題への対応で、運営者の城南衛生管理組合が見つけた。 排ガス測定装置は測定器や ...
分散型制御システム(DCS)の仕組みなどわからないが、
逆に、設定次第で、測定結果などどうにでもなるということなのか〜
それにしてもお粗末なこと、、数字の信憑性などその程度のものなのか、
全国各地の焼却施設、城南衛生管理組合だけの問題でもないのだろう〜
平成25年7月29日 城南衛生管理組合
http://www.jyonaneikan.jp/index.htm
■折居清掃工場における塩化水素濃度測定値の錯誤について
本年5月2日から3日にかけて生じました基準値を超える排ガス発生等の事案において、排ガス洗浄塔の補修の間に放出された塩化水素濃度の測定値は、20ppm から測定範囲の上限である100ppm が記録表示されていたとしておりました。
しかしながら、測定器を1000ppm まで測定できるものに取り換える過程の中で調査しましたところ、平成14年度に更新した際、測定精度を高めるために測定範囲を「0ppm〜100ppm」を「0ppm〜50ppm」に変更していたことが判明いたしました。
測定器により測定された値は、電流の変化(4mA〜20mA)により記録計及びDCS(※1)の帳票(運転日報)に表示されますが、測定器更新の際、DCSの表示範囲も電流とDCS表示の関係から「0ppm〜50ppm」に変更すべきところを「0ppm〜100ppm」のままにしていたことから、測定値の2倍の値が表示されていました。
こうした誤りが生じた原因は、測定器とDCS の設置メーカーが異なっていたこともあり、測定器更新の際、DCS 側での変更も必要であることが認識できなかったものと考えられます。
したがいまして、補修中に放出された塩化水素濃度は、これまで測定上限値の「100ppm」を超えたとしておりましたが、本来は測定上限値の「50ppm」を超えたとするべきでありました。
なお、組合管理値(19ppm)を超え、また大気汚染防止法による排出基準(430ppm)を超えた可能性があることについては変わりなく、また、周辺環境への影響評価についても変わりはありません。
このような測定器測定範囲とDCS表示範囲の不一致は、結果として、測定値の過大表示となっておりますが、そもそも長年にわたって排ガス濃度が正しく表示、把握されていなかったということは事実であり、施設管理、環境管理上重大な問題であると認識しております。
今回の一連の事案につきまして、重ねてお詫び申し上げます。
(※1 DCSとは、分散型制御システム Distributed Control System の略)
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■排ガス:京都・衛生組合 清掃工場のデータを0に改ざん(城南衛生管理組合 折居清掃工場)(2013年06月18)