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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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「2018NEW環境展」に行ってきた~

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開催概要 名  称■2018NEW環境展(N-EXPO 2018)テ ー マ■環境ビジネスの展開目  的■企業の社会的責任が問われる時代に入り、環境との共生を無視しては企業の存続すら危ぶまれる時代になりました。また持続可能な循環型社会の構築にむけ環境汚染問題や地球温暖化問題の解決は避けて通れない課題です。とりわけ資源有効利用や多様な新エネルギーの活用は、環境対策にとり最重要の取り組みです。そうした中、各種課題に対応する様々な環境技術・サービスを一堂に展示情報発信する事により環境保全への啓発を行い、国民生活の安定と環境関連産業の発展を目的とします。後  援
(前回実績)■環境省、国土交通省、経済産業省、文部科学省、東京都、日本商工会議所、東京商工会議所、一般社団法 人廃棄物資源循環学会、在日ドイツ商工会議所、KOTRA(大韓貿易投資振興公社)、TAITRA(台湾貿易センター)
詳細は~

 


開催3日目、4日目の環境展に行ってきた~

2018年5月24日(木)
さっそく入口で、無償配布用の月刊廃棄物バックナンバー 4月号5月号を Get してきた、、
開催3日目となると、バックナンバー号数も残り少なくなっていて、、、残念、
 5月号の〈特集〉は自治体の理解で食品リサイクル推進!
 4月号の〈特集〉はあなたのまちは大丈夫?超高齢社会のごみ対策、、
月刊廃棄物 Get は大事な環境展に行く目的のひとつでもある、、

昨年と同じ程度の来場者数はあったようだが、、、
混雑もなく、少し閑散としているように感じたな~


東4~6ホール

「再資源化・廃棄物処理・解体 エリア

一回りはしたものの、、恐ろしいほどの大型の産廃処理機器の展示もあり、、
破砕機、選別機等をみていると、、、なんでも処理OKのようで気持ちが悪くなってきた、、

どうしてもPCB廃棄物の無害化処理のブースで足が止まってしまう、
ここのところ、毎回、ゼロ・ジャパンも出展しているが、ゆっくりお話を聞いたのははじめて、いろいろお勉強してきた。
ゼロ・ジャパンの場合は、大型トランスなどのPCB廃棄物を現地でそのままの状態で、PCBに汚染された絶縁油を化学分解(金属ナトリウム添着セラミックス分解・洗浄法)で無害化処理してしまう。通常は、大型機器、超大型機器の場合、汚染絶縁油を抜油して、機器を解体して、PCB処理施設に運び込んで処理するので、保管事業者にとっては一石二鳥というか、結果的に財政的な負担も軽減できるのか? 今のところ、事故やトラブルというニュースも聞かないので、順調なのだろう、
かんでんエンジニアリング等のPCB無害化処理も、現地洗浄処理方式(溶剤循環洗浄法(常温条件))ではあるが、PCB汚染絶縁油は抜油した後て焼却処理している。それにしても、洗浄や分解の化学処理の認定施設は増えてきている。

【小間番号】U517
【社  名】ゼロ・ジャパン 
【出展内容】大型低濃度PCB汚染廃電気機器オンサイト洗浄処理技術・PCB廃棄物の一括処理対応

今回の環境展も、PCB廃棄物処理事業者の出展も多かったが、
低濃度PCB廃棄物の無害化処理の認定施設も、あっというまに全国各地に増えている、、
事故やトラブルを起こさずに、問題なくPCB廃棄物の処理が捗ることを望むが、
大半が産廃施設での焼却によるPCB無害化処理となるので、、、PCBの分解云々という以前に、その産廃処理施設自体の安全な施設運営、維持管理がされているかどうかが気になってしまう、、(参考:環境省PCB無害化処理認定施設一覧

東1~3ホール

サーマル エリア

【小間番号】M204
【社  名】東京ガス
【出展内容】地域と共に創るエネルギーのあり方を環境性・経済性・地域貢献・強靭性の観点から提案

【小間番号】M204
【社  名】東京エコサービス
【出展内容】清掃工場の効率的な運営と効果的な余剰電力の販売を軸とした循環型社会への貢献   なんと、今回、はじめて東京エコサービスも名前を出して(?)東京ガスと同じブースでの共同出展となっていた~
これまでは、東京ガスとして、廃棄物発電やガスコージェネレーション、災害時の清掃工場の役割などテーマにしていたので、いつも立ち寄ってみていたが、、おかげで、昨年2017MEW環境展では、東京ガス主催の「武蔵野清掃工場の見学会」にも参加できた。ちなみに、今年は、東京ガスと、東京エコサービス共催で「練馬清掃工場・東京ガス豊洲スマートエネルギーセンター」の見学会が行われたようだ~    しかし、、、東京エコサービスが環境展に出展する意義は何かあるのだろうかと、考えてしまった、、、
環境展に来場する一般市民はほとんどいないとおもうが、、、、東京エコサービスとして、来場の事業者や行政関係者などに、なにをアピールするのか、
東京エコサービスは、東京二十三区清掃一部事務組合と東京ガスの出資で2006年10月に設立した株式会社である。(いきなり設立の話しがでた当時は、天下り先の確保なのかと、大ブーイングもあったけど、、、)、 主な事業内容は、23区の清掃工場の運転管理業務等受託業務と電気販売事業となっているが、、、最近では、清掃事業に関わるコンサルティング業務というのもうたっていて、高島市環境センターへの技術支援業務なども行ったようで、、(高島市環境センターは、23区の世田谷清掃工場のガス化溶融炉と同じメーカーで同じ形式) そういった意味合いでのプロモーションなんだろうか? 清掃工場の運転管理業務等受託業務を、23区の清掃工場以外の近隣市町村に拡大するとは思えないので、、、、   どちらにしても、、東京エコサービスは23区清掃一組の陰に隠れているので、直接外に出て、いろんな人の声を聞く機会が増えれば、よりよい組織運営に活用できなくはないだろうけど、、、ということで、あれこれ考えるに、そもそも「環境展」の前身(?)は「廃棄物処理展」だったわけだが、、、いまでも十分に廃棄物処理展ではあるが、ほとんどが産業廃棄物の展示会で、地方自治体に役立ちそうな一般廃棄物に特化したような出展というのはないなあと、いまさらながらに考える、、、   東京エコサービスのブース前で、、、
懐かしいことこのうえないお歴々にばたばたと遭遇して、嬉しかったな~
最近は暇を持て余していても、ごみの話題につきあってくれる相手がほとんどいないので、、
環境展はそういった意味でストレス解消にもなった、、、

 

 

開催4日目の環境展に行ってきた~
いつもそうなのだが、、あとで出展者情報を見ていて気になって、
「トンネルコンポスト」がどうなっているのか聞きにもういちど、、


2018年5月25日(金)

バイオマス・有機性廃棄物処理 エリア

【小間番号】G106
【社  名】福岡県リサイクル総合研究事業化センター
【出展内容】産学官民が共同研究開発した製品の紹介/紙おむつリサイクル・醤油粕から化粧品素材他

紙おむつのリサイクルについて、しっかりとお話を聞いてきた。
紙おむつ自体をずいぶん間違って解釈していたし、紙おむつなどリサイクルと懐疑的に思っていたので、いろいろ新鮮だった。現状のリサイクルシステムのみならず、紙おむつの歴史までさかのぼって、いろんなお話を聞いてきた。このシステムで実施しているゼロ・ウエイストの大木町の例なども、、、また、話しは、国土交通省の「介護・子育ての負担軽減へ!下水道での紙オムツ受入に向けた検討を開始」まで飛び火して、、、紙おむつをディスポーザーで下水に投入など馬鹿げた話しだと、、、言いたい放題を言ってきたりと。いろんな話ができて楽しかった~

 

【小間番号】G114
【社  名】富士クリーン
【出展内容】縦型乾式メタン発酵に関する実証事業及び低濃度PCB処理事業の取組を紹介

富士クリーンは、PCB無害化処理の認定施設にもなっているので、なんとなくなじみがあって、立ち寄ってみたが、、乾式メタン発酵のメリットも、いまいちよくわからなかった。先ずは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」の助成事業としての実証プラントのようだ。

 

【小間番号】G117
【社  名】エコマスター
【出展内容】トンネルコンポスト方式による一般廃棄物可燃ごみの固形燃料化リサイクル

あの「トンネルコンポスト」である。(参考:トンネルコンポスト方式 バイオマスセンター  可燃ごみをリサイクル 三豊に完成 /香川2017年04月01日)完成から1年経過しているので、話を聞いてきた。施設は順調に稼働しているようで、問題なくRPFができて、それらは製紙工場などの燃料になっているようで、ひとまずはよかったと言うべきなのか、、

あれほど紆余曲折があってもトンネルコンポスト方式に固執(?)したのだからうまくいかなかったらそれも大変なこと、、、廃棄物の処理方式、なにに重点を置くか、その地域の特性など、、いろんな条件があって選定はされるのだろうが、、、、

 
バイオマス・有機性廃棄物処理 エリア、
他にも微生物やメタンガス化やバイオガス発電などのブースもあったが、、
いまいちよくわからなかった~

 

サーマル エリア

【小間番号】M204
【社  名】東京ガス
【出展内容】地域と共に創るエネルギーのあり方を環境性・経済性・地域貢献・強靭性の観点から提案

【小間番号】M204
【社  名】東京エコサービス
【出展内容】清掃工場の効率的な運営と効果的な余剰電力の販売を軸とした循環型社会への貢献  

前日はあまり展示を見なかったので、もう一度一回り、
東京エコサービスは、主灰のセメント原料化の図などもあったが、、、
今回、東京ガスさん、「斎場」も盛り込んでいたな、、、


パネル展示などの他に、なんだか、鉄道模型の電車がぐるぐる回っているのが気になって、、、
なんだろうかと思ったら23区清掃一組の 主灰を運ぶ「コンテナ」なんですって!!
ほんとうに、模型のコンテナに清掃一組のマークも入っていた、、、

電車模型も、展示も写真を取り損ねたので、
以下、東京エコサービスHPから、、、

 

 

 

今日も、東京エコのブースで、何年ぶりかの懐かしいお顔にばったり、、、
こういったイベントならではで、、、

ビッグサイトは近いので、何度でも行けるので苦にならないが、、、
いつも一度ですまず二度行くことになってしまう、老化現象の極みか、、、

晴海の東京国際見本市会場での「廃棄物処理展」の時代から、古紙問題市民行動ネットワークでブースをもらって、古紙関連の資料集の販売などをしていたので、私にとっては、「廃棄物処理展」はなじみ深いのだが、、、その後、会場は東京ビッグサイトとなり、エコプロダクツ展ができてからはそちらで出展するようになったりで、、、

しかし、やはり、一般市民にとっては、エコプロダクツ展はまだ参加する人もいるが、、、廃棄物処理展から環境展と名称は変わっても、環境展はなかなか誘っても一緒に行く勇気のある人は見つからない、なにしろごみ処理のことばかりなので。このご時世、いろんな問題が多すぎて、ごみ問題など二の次、三の次の関心薄となっている。しかし、やはり気になることもいろいろあるので、毎回欠かさずに出かけてしまう~

 


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