米国の食品廃棄物、1日に約15万トン 研究
AFPBB News 2018年4月19日
【4月19日 AFP】米国では1日に15万トン近くの食品廃棄物が発生しているとの調査結果が18日、発表された。国民1人当たり約422グラムの食品を毎日廃棄している計算になる。廃棄される量が最も多いのは青果物だった。
米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された研究論文によると、最終的に廃棄される食用植物を栽培するために毎年使用される土地の総面積は約12万平方キロで、これは米国内の農作物栽培好適地の約7%に及ぶという。また、無駄に費やされているかんがい用水は16兆リットルに上るとされた。
青果物は構成比で食品廃棄物全体の39%を占めており、次いで乳製品17%、肉類14%、穀類12%となっている。一方、廃棄処分されることが少ないのは、塩気の強いスナック菓子、食卓油、卵料理、砂糖菓子、清涼飲料水などだ。
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