鉛やフッ素、基準超え 千葉市の旧清掃工場
千葉日報 2018年4月18日
千葉市は17日、建て替えに向け閉鎖中の旧北谷津清掃工場(同市若葉区北谷津町)の計27地点で、国の基準値を超える鉛やフッ素が検出されたと発表した。鉛の土壌含有量は基準値の最大7・3倍で、市廃棄物施設整備課は「人体や周辺環境への影響はない」としている。詳しく調査し、汚染土壌を撤去する。 ・・
千葉市 更新日:2018年4月17日
旧北谷津清掃工場における土壌概況調査結果を公表します平成30年4月17日、旧北谷津清掃工場における土壌概況調査結果について、記者発表しましたので、お知らせします。
土壌概況調査旧北谷津清掃工場用地において新清掃工場を建設するにあたり、千葉市土壌汚染対策指導要綱に基づく土壌概況調査を実施した結果、基準値を超えた有害物質が確認されました。
概要 調査対象地旧北谷津清掃工場敷地内(若葉区北谷津町347)
※地下施設がある部分等(ごみピット、灰ピット等)については調査対象から除いており、解体工事時に別途実施します。
調査期間平成29年12月4日から平成30年3月30日
調査結果調査項目
基準超過物質
基準超過地点数
濃度
基準値
濃度/基準値
土壌溶出量調査
鉛及びその化合物
1地点
0.016(mg/L)
0.01(mg/L)
1.6倍
ふっ素及びその化合物
21地点
0.82~1.6(mg/L)
0.8(mg/L)
1.03倍~2倍
土壌含有量調査
鉛及びその化合物
5地点
160~1,100(mg/kg-dry)
150(mg/kg-dry)
1.07倍~7.3倍
土壌ガス調査
超過なし
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ー 土壌概況調査結果今後の対応について
汚染範囲を確定させるため、基準超過地点において深度方向等の詳細な調査を行い、汚染土壌処理の検討及び実施を早急に行います。
なお、平成28年度に周辺民家井等(8か所)及び敷地境界観測井(5か所)の水質を調査した結果、基準値を超える有害物質は確認されませんでした。
参考