Quantcast
Channel: 東京23区のごみ問題を考える
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10286

資源化センター ガス化溶融炉 故障原因判明 熱分解ドラム中ごみ燃え破損/復旧のめど立たず、8月にもごみ溢れる恐れ/豊橋市

$
0
0

加熱管サポート部分の損傷状況(市提供)
東愛知新聞社「焼却炉の故障 原因は加熱管の破断」から

 

資源化センター焼却炉故障原因判明
熱分解ドラム中ごみ燃え破損/復旧のめど立たず、8月にもごみ溢れる恐れ/豊橋市

東海日日新聞
 豊橋市は17日、ごみを焼却処理する資源化センター(豊栄町)の故障について、熱分解ドラムの中でごみが燃えたことが原因だったと発表した。
 熱分解ドラムは、ごみを蒸し焼きにする直径約3・6メートルの円筒形の装置。内部を加熱するため高温の空気を流す合金製の加熱管(長さ約28メートル)を支える部分で一部が破断し、ごみが燃えたことでドラム内の温度が通常の2・5倍の約1100度まで上昇。189本ある加熱管すべてが約16メートルに渡って溶けてぐにゃりと曲がるなどした。
 市によると今年1、2月に行った加熱管の定期点検で異常はなく、破断した理由を調査中だという。
 トラブルは3月24日、3基ある焼却炉のうち1号炉で発生した。修理に必要な資材の納期を市で確認していて、復旧のめどは立っていない。
 同センターに1日で運び込まれる「もえるごみ」の量は、稼働中の2基の焼却炉を合わせた処理能力に匹敵し、保守点検などでどちらかを長期間停止すれば焼却が追いつかず、8月にもごみが溢れる恐れがある。
 このため市は初の「ごみ処理非常事態宣言」を発令し、市民にごみの減量を呼びかけているが、現時点で排出量に変化はないという。

焼却炉の故障 原因は加熱管の破断
東愛知新聞社 2018年4月18日
 豊橋市資源化センター(豊栄町)の焼却炉1基が故障している問題で、市は17日、故障原因を発表した。家庭から出る「もやすごみ」を主に焼却している炉で、依然、復旧の見通しが立っていないとし、このままでは8月上旬に収集したごみがあふれるため「ごみ処理非常事態宣言」を継続、市民に分別の徹底、減量も呼び掛けている。
 市によると、3月24日午前0時45分ごろ、1号炉で熱分解ドラム(円筒状・直径4㍍、長さ34㍍)の温度センサーが異常を感知。内部でごみを約450度で蒸し焼きにしているが、急激に約1100度にまで上昇したため、停止させた。合金製の加熱管(直径10㌢)が破断し、ドラム本体の一部が損傷した。


 調査の結果、加熱管を支えるサポート部分で加熱管の一部が破れ、管内部の高温空気が漏れたことでドラム内のごみが燃焼したことから、異常高温になった。
 189本ある加熱管は全長が28㍍。全てが16㍍にわたって溶けていた。
 1月から2月上旬に実施した点検では、加熱管に異常はなかったという。
 市は、修繕方法の検討と合わせ、復旧に必要な資材の納期などを確認しているが、まだ復旧時期のめどが立ってない。
 センターには、家庭から出るもやすごみを中心に1日平均約300㌧が搬入されている。現在、残りの二つの炉を稼働させているが、処理能力は合計300㌧。目いっぱいの状況の上に、炉の点検整備の期間も必要で、このままではごみを処理できず、8000㌧の受け入れ可能なごみ集積場が8月上旬頃に満杯になる恐れがあるという。
 市は故障を明らかにした今月5日以降、生ごみ、プラスチック類などごみの分別徹底、減量を呼び掛け始めたが、ごみの量は変わっていないという。稼働している2号炉も、1号炉と同じタイプで、同様の故障も懸念されるため「状況を注視している」(市担当者)。
 ごみの受け入れができなくなる非常事態が想定され、市は今月下旬から市広報誌、回覧でも周知するなど、市民に協力を訴えている。
(中村晋也)

関連(本ブログ)
豊橋市資源化センター、ガス化溶融炉の熱分解ドラム破損し緊急停止 豊橋市 「ごみ処理非常事態宣言」発表 2018年04月05日

 
豊橋市の溶融炉は、
キルン式ガス化溶融炉(三井造船)
2002年4月から稼働、
「合金製の加熱管(直径10㌢)が破断」、金属疲労なの?
1月の点検で異常が見いだせなくて突如破断では恐ろしい、、

豊橋市資源化センター

焼却施設 施設概要 施設概要・処理システム紹介 施設名  焼却処理施設 処理能力  200t/日 × 2基 ( 1,2号炉 ) 平成14年4月稼動
150t/日 × 1基 ( 3号炉 ) 平成3年3月稼動 処理方式  全連続キルン式ガス化溶融炉 (1,2号炉)
全連続ストーカ式焼却炉 (3号炉)

 

豊橋市

ごみ処理非常事態宣言

ごみ処理非常事態宣言
少しでもごみを減らしてください

 平成30年3月24日に「資源化センター」において焼却炉3基のうち1基が機器の故障により緊急停止しました。現在のところ、復旧の目途がたっていません。

 そのため、復旧までの間、2基の焼却炉では家庭ごみの全てを処理できないため、ごみがあふれてしまうことが懸念されます。これまでもごみ分別にご協力していただいている市民のみなさまに、一層のご理解とご協力をお願いするものです。

市民のみなさんへのお願い ごみの分別を守ってください。

 以下のものを「もやすごみ」の中に入れないでください。

「生ごみ」
黄色の指定ごみ袋に入れて、ごみステーションへ出してください。 「紙 類」
新聞、雑誌、段ボールや牛乳パックはもちろんのこと、お菓子の紙箱など「雑がみ」もリサイクルできます。地域資源回収やリサイクルステーションなどへ出してください。 「プラマークごみ」、「ペットボトル」
水で軽くすすぎ、汚れを落として指定日(毎週水曜日)にごみステーションへ出してください。 ごみを減らしてください。

 焼却する主なごみは「もやすごみ」ですが、それ以外のごみも収集した後に破砕・分別し一部を焼却しています。ごみとなるものの購入抑制など3R(リデュース、リユース、リサイクル)に心がけてください。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 10286

Latest Images

Trending Articles

<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>