大田区は拒否の構え 中央防波堤 都が調停案提示
東京新聞 2017年10月15日
東京都臨海部の人工島「中央防波堤埋立地(中防)」の帰属を江東区と大田区が争っている問題で、都が任命した自治紛争処理委員は十六日、約五百ヘクタールの土地の86・2%を江東区、13・8%を大田区とする調停案を両区に正式に示し、受諾を勧告した。両区が受け入れれば帰属問題は決着するが、大田区は難色を示しており、裁判となる可能性もある。
大田区の松原忠義区長は同日、「中防となっている海面ではかつて、多くの区民がノリ養殖を営んでいた。調停案には(歴史的経緯などが)反映されていない」と反発。調停案を受け入れないとする議案を、十六日午後に区議会に提出する考えを明らかにした。
一方、江東区は受け入れに前向きな姿勢を示している。 … … … ...
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大田区は拒否の構え 中央防波堤 都が調停案提示
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