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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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「甲府・峡東クリーンセンター」4月から本格稼働、焼却灰減に一定の成果か?/山梨

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山梨日日新聞によると、、4月から本格稼働した「甲府・峡東クリーンセンター」の1カ月の収集・焼却実績をまとめ、焼却灰減に一定の成果があったといういうことのようだ。

■ 焼却灰減に一定成果 甲府・峡東
山梨日日新聞 2017年6月10日
甲府市と峡東地域の3市(笛吹、山梨、甲州)で構成する甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合は、4月から本格稼働した「甲府・峡東クリーンセンター」の1カ月の収集・焼却実績をまとめた。総搬入量は8826.2 ...


山梨日日新聞の続きが読めないので、内容はわからないが、、、
「甲府・峡東クリーンセンター」は神鋼環境ソリューションの流動床ガス化溶融炉 369トン/日(123トン/24h×3系列)なので、
焼却灰減に一定成果」ということは溶融スラグの利用先があるということか、、そうすれば、溶融飛灰が残るだけになるので焼却灰減にはなるのかも、、甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合HPでは「溶融スラグを回収することで全量を有効利用し、最終処分量を最小化」となっている。


甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合のホームページ「平成29年度 維持管理状況の公表」をチェックすると、
ごみ搬入量(4市合計) 4月 7,959,790Kg、 5月 8,650,000Kg
焼却量(3炉合計) 4月 9,117.85t、 5月 4,907.21t  5月の焼却量ががくんと落ちている?

驚いたのは、
犬・ねこ等の搬入量が 4月 255匹、 5月 190匹ということ、、、廃棄物焼却施設でのこういう数字はみたことがなかったので、、、これが多いのか少ないのか判断のしようもないが、組合の構成都市の人口は329,496人となっている、、ペット頭の死体も一般廃棄物ということなので、自治体の焼却炉で処分ということなんだろうが、、、

23区の場合は、動物死体は申し込むと清掃事務所で収集、「専門の処理業者に引き渡し、合同での火葬の後、共同墓地に埋葬」となっている。

動物の死体 事業活動以外で発生した動物の死体は一般廃棄物として扱われる。従って、飼主から依頼されたペットの死体、交通事故等で路上に横たわる野良猫や犬、タヌキなどの野生動物は、自治体が収集・処分している。ただし、「動物霊園事業に係る廃棄物の定義等」では、「動物霊園事業において取り扱われる動物の死体は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二条第一項の廃棄物には該当しない。」となっているようだ。


23区の場合、例えば江東区の例(概ね他の区も同様の扱いになっているようだ)
犬・猫等の動物死体を処理したいときは

犬や猫等の動物死体は、原則として、飼い主が処理することになっています。しかし、やむを得ない場合、25キログラム以下の動物死体につきましては、清掃事務所で収集いたしますので、電話にてお申し込みください。なお、道路、空き地等に放置されている動物死体については、それぞれの管理者が処理することになっています。

この場合、1頭につき2,600円の手数料かかります。

収集した動物死体は、専門の処理業者に引き渡し、合同での火葬の後、共同墓地に埋葬されます。 25キログラム以上の動物死体については、お問い合わせがあれば、専門の処理業者を紹介します。

ただし、、、
平成29年10月からの手数料改定で、事業系ごみの処理手数料値上げと同時に、粗大ごみ処理手数料と動物死体処理手数料の値上げもあって、動物死体処理手数料は1頭 2,800円になる。(関連(本ブログ)23区、事業系ごみの処理手数料上げ 4年ぶりに10月から

 

関連(本ブログ)
■ 神鋼環境ソリューション「甲府・峡東地域ごみ処理施設整備事業及び運営事業(DBO方式)」を受注 2012年06月05日

 

株式会社神鋼環境ソリューション

2017年3月21日

甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合
「甲府・峡東クリーンセンター」の落成式開催について

1.「甲府・峡東ごみ処理施設整備事業及び運営事業」の概要

①事業内容 高効率ごみ発電施設(流動床式ガス化溶融炉)とリサイクルセンターの設計・建設及び運営・維持管理業務

②工期・履行期間

(1)整備工事(設計・建設) :2012年6月から2017年3月まで

(2)運営・維持管理業務   :2017年4月から2037年3月まで

③契約者

(1)整備工事(設計・建設) :当社

(2)運営・維持管理業務   :株式会社甲府・峡東環境サービス

(当社と神鋼環境メンテナンス株式会社の2社共同出資により設立した目的会社)

④施設の能力

(1)高効率ごみ発電施設(流動床式ガス化溶融炉)

・処理能力 :369トン/日(123トン/24h×3系列)

・処理対象物:可燃ごみ、し尿汚泥、最終処分場汚泥、可燃性粗大ごみ、破砕可燃物、破砕不燃物、資源化不適物等

(2)リサイクルセンター

・処理能力 :破砕36トン/日、選別31トン/日、保管22トン/日

・処理対象物:<破砕>不燃ごみ、不燃性粗大ごみ

<選別>缶、ビン類、ペットボトル、白色トレイ、紙製容器包装、

ミックスペーパー、プラスチック製容器包装、有害再生物

<貯留>新聞、雑誌、生ビン等

⑤本事業の特徴

(1)国内最高水準の高効率ごみ発電に省エネルギー対策を組み合わせて、余剰電力を最大化

(2)回収される溶融スラグ、鉄、アルミ、その他金属は全量有効利用を実施

 

2.甲府・峡東クリーンセンターのシステムフロー

 

詳細は当社ホームページを御参照下さい。

 

以上

発表資料はこちら
PDFファイル[244KB]

 


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