■ 神奈川県小田原市のゴミ焼却プラント、設備改良でCO2を3%以上削減
環境ビジネスオンライン (登録) 2017年3月9日
日立造船(東京都品川区)は3月8日、神奈川県小田原市よりごみ焼却プラント「環境事業センター」の基幹的設備改良工事を受注したと発表した。
この事業は小田原市が安定したごみ処理機能を確保するため、1979年4月に竣工した2号炉と、1991年3月に竣工した3・4号炉を工事対象として、省エネ化と延命化を目的に実施するものである。
同工事では燃焼設備、排ガス処理設備等の主要機器を更新することで、同施設の長寿命化を図るとともに、省エネ化によりCO2排出量を現状より3%以上削減する計画だ。
施設規模はストーカ式焼却炉330t/日(90t/日×2炉、75t/日×2炉)。工期は2017年3月~2020年2月。受注金額は44億9,800万円(税抜き)。
早期の対応が迫られる、老朽化したごみ焼却施設環境省の「廃棄物処理施設の基幹的設備改良マニュアル」(2015年3月改訂)によると、市町村等のごみ焼却施設の築年数ごとの分布によれば、2013年度末時点でごみ焼却施設1,173施設の内、築年数30年を超える施設が143施設、築年数40年を超える施設が6施設あるとされている。
このマニュアルでは、ダイオキシン類対策のため平成当初以降に整備したごみ焼却施設も更新時期を迎え、これまで耐用年数とされてきた20年を大幅に超える施設が多数あり、老朽化した施設の更新・改良を適切なタイミングで進める必要があるとも記している。

2017年03月08日
小田原市向けごみ焼却プラントの基幹的設備改良工事を受注Hitz日立造船株式会社は、このほど、神奈川県小田原市(加藤 憲一 市長)より、環境事業センター基幹的設備改良工事を受注しました。
■本件の概要
本件は、1979年4月に竣工した2号炉と、1991年3月に竣工した3・4号炉を工事対象として、省エネ化と延命化を目的に実施するものです。
本工事では燃焼設備、排ガス処理設備等の主要機器を更新することで、同施設の長寿命化を図るとともに、省エネ化によりCO2排出量を現状より3%以上削減する計画です。
<受注概要>
1.発 注 者: 神奈川県小田原市
2.工 事 名: 環境事業センター基幹的設備改良工事
3.施設規模: ストーカ式焼却炉 330 t/日(90t/日×2炉、75t/日×2炉)
4.工 期: 2017年3月~2020年2月
5.所 在 地: 神奈川県小田原市 久野3768
6.受注金額: 44億9,800万円(税抜き)