(完成イメージ)
川崎重工「富士市向けごみ処理発電施設の建設および運営事業を受注」より
ごみ処理発電施設の設計・建設と20年間の運営業務
設備概要
ごみ焼却施設 ストーカ式焼却炉 250t/日(125t/24h × 2炉)
リサイクル施設 4.08t/5h
運営期間 平成32年10月1日~平成52年9月30日(20年間)
■ 川崎重工が富士市のごみ処理発電所事業を受注
エネクトニュース (プレスリリース) 2017年2月17日
少ない空気量で完全燃焼、有害物質を排出抑制
川崎重工株式会社(以下「川崎重工」)は2月15日、静岡県富士市から「新環境クリーンセンター整備運営事業」を受注したと発表した。この事業は設計から運営までを一貫して民間に委託する方式で、同社は地元企業数社と共同で事業にあたる。 ...

富士市向けごみ処理発電施設の建設および運営事業を受注
2017年02月15日
川崎重工は、富士市より「新環境クリーンセンター整備運営事業」を受注しました。本事業は、DBO方式※にて発注され、ごみ処理発電施設の設計・建設と20年間の運営業務を行います。
今回受注したごみ処理施設は、1日あたり250t(125t/24h×2炉)の処理能力を有するもので、少ない空気量でごみを完全燃焼できる当社独自の並行流焼却炉に、ろ過式集じん器(バグフィルタ)、触媒脱硝装置や排ガス再循環システムなど、高度な排ガス処理システムを設置することにより、ダイオキシン類やCO(一酸化炭素)などの有害物質の排出抑制や排ガス量の低減を実現します。また、焼却炉に高温高圧ボイラと復水式蒸気タービンを組み合わせて高効率発電を行い、施設内の消費電力を賄うとともに、余剰電力を売電します。さらに、焼却廃熱から作った温水を余熱利用体験施設へ供給します。本施設は、環境との調和、地域との融合、富士山との融合を目指した「安全と安心を約束する資源循環パーク」を基本理念として整備運営を行います。
なお、本施設の建設事業は、当社と地元企業の株式会社石井組、株式会社井出組からなる共同企業体が、運営事業は、当社と株式会社シンキからなる共同企業体がそれぞれ担当します。
当社は、ストーカ式焼却炉をはじめ、各種廃棄物処理技術を有しており、今後とも、多様化する環境問題やニーズに応えるため、積極的な技術開発と販売活動に取り組んでいきます。
※ DBO方式Design(設計)、Build(建設)、Operate(運営)の略。施設の設計から運営までを民間委託する方式。
■富士市新環境クリーンセンター整備運営事業の概要
【建設事業】
発注者 : 富士市 受注者 : 川重・石井・井出特定共同企業体 建設場所 : 静岡県富士市大淵 設備概要 : ①ごみ焼却施設 ストーカ式焼却炉 250t/日(125t/24h × 2炉)②リサイクル施設 4.08t/5h 完工予定日 : 平成32年9月30日 契約金額 : 226億8,000万円(消費税込み)
【運営事業】
発注者 : 富士市 受注者 : 川重・シンキ特定共同企業体 運営期間 : 平成32年10月1日~平成52年9月30日(20年間) 契約金額 : 145億8,000万円(消費税込み)
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