Greenpeace Japanメルマガ&HPから転載
こんにちは。
今日は雨水(うすい)。雪解けが始まり、春一番が吹いたり、うぐいすが鳴き出したり、農耕の準備を始める日とされてきたそうです。
皆さまにはいつもグリーンピースの活動を応援してくださり、ありがとうございます。
原発事故被害者の人権をまもる国際署名、開始
東京電力福島第一原発事故から6年。
政府が、原発事故避難者の帰還を急いでいます。
いまも、県内外で約81,000人が避難生活を続けている福島県。
福島県内の避難指示は帰還困難区域を除いてこの3〜4月に解除され、その1年後に賠償が打ち切りに。
自主避難の方々への住宅支援は今年3月で打ち切り、という「帰還政策」。
しかし、グリーンピースの最新の調査では、放射線が安全な暮らしができるレベルではない地域も見つかっています。
2015年に飯館村で調査した96%の地点で、政府が除染長期目標値としている毎時0.23マイクロシーベルトを超えていることが明らかに。
安全が不確かなまま、十分に意見も聞かれないまま、避難の権利が奪われようとしている。
ふるさとには帰りたい。
でも、家族を被ばくからまもりたい。
そう願う人々には、自分たちが納得して帰れる日まで、避難を続ける権利があります。
避難を続けるか、帰るのかを決めるのは、政府ではなく住民自身。
避難を決めた人々の権利をまもり、賠償や住宅支援などの保障を継続することを、政府に求めます。
日本中から、世界中から、声をあげましょう。
政府の方針
避難指示は2017年春には全て解除され、
それだけではない
帰還困難区域も5年後をめどに避難の解除をめざす
除染にかかる費用は東電に代わって国が負担、、、
グリーンピース・ジャパンの
「原発事故被害者の人権をまもる国際署名」に署名した~
ほんとうにそうですね、
政府の帰還政策はあまりにも拙速で、、
先日の、原子力規制委員会の「福島原発周辺(80km圏)の放射線量マップ」公表も、
事故から5年7ヶ月で71%減をアピールして、早期帰還を促したいのだろう、、、
もちろん、住民からすれば、早く戻りたいのは当然のことだろうが、、
それは、、原発事故前の状態になっていればのこと、、、
まだまだ放射線量の高い地域に急いで住民を帰したい、、
少しでも早く原発事故など何もなかったことにしたいのだろう?
放射線量も、グリーンピース・ジャパンの調査結果でなくとも、
原子力規制委員会のリアルタイム放射線量をみているだけでも、
0.23μSv/hを超えているところは多い、、
関連(本ブログ) 気になったので、リアルタイム測定から抜き出してみた~
■ 福島原発周辺の放射線量は~(2017年02月14日 20時現在) 2017年02月14日
【拡大版】
2017年2月14日現在の測定結果PDFファイル(22頁)
●福島第一原発周辺の放射線量一覧(2017年02月14日 20時現在)
関連(本ブログ)
■ 早期帰還、戸惑う住民 福島事故、今春一部除き避難解除、富岡町も避難解除案に同意 2017年02月17日