■ ダイオキシン問題、神戸市が経費118万円を環境組合に請求
産経ニュース 2017年2月18日
大阪府能勢町と豊能町でつくる豊能郡環境施設組合が、高濃度ダイオキシンを含む廃棄物を神戸市西区の最終処分場に無断で埋め立てた問題で、同市は17日、問題を受けて処分場周辺で行った環境調査費計約118万円を組合に請求したと発表した。
市によると、請求したのは、埋め立てが発覚した昨年7月から今月までに、外部機関に依頼した大気や水質の調査費用。組合議会は24日に神戸市が請求した費用を支払うとする議案を採決する予定で、可決されれば、今年度内に支払われる見通し。
市は16日に放流水の検査を行い、この問題での環境調査を終えた。
豊能郡環境施設組合の高木仁事務局長は「神戸市との協議のうえ、支払いに合意した」としたうえで、これまでの経緯については「コメントは差し控えたい」と話した。
■ 神戸市、ダイオキシン検査費118万円請求
神戸新聞 2017年2月18日
大阪府能勢、豊能町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシン類を含む汚染物を神戸市西区に無断で埋め立て、その後撤去した問題で、同市は17日、埋め立てられた最終処分場での放流水や大気の検査費用計約117万7千円を同組合に請求する、と発表した。
市によると、2016年7月の埋め立て発覚直後や撤去後の水質検査、撤去時の汚染物調査にかかった費用など。検査結果が出ていない今年2月の水質検査以外は、いずれも基準値内に収まり、周辺環境への影響はなかったという。
市は、組合と汚染物撤去で合意した際、負担した経費を請求することを伝えていた。西区で開いた住民説明会費用や職員の残業代を含めると約300万円に上るが、組合との協議の結果、検査費用のみを請求することにした。(若林幹夫)