【在庫増で三月から値下げする志摩市の40リットルの不燃ごみ袋】
伊勢新聞「志摩市 不燃ごみ袋、在庫30年分 劣化し〝ごみ〟になる恐れ」より転載
■ 志摩市 不燃ごみ袋、在庫30年分 劣化し〝ごみ〟になる恐れ
【伊勢新聞】 2017年1月24日
【志摩】志摩市指定の不燃ごみ袋大サイズ(四十リットル)の在庫が約二十二万枚と、約三十年分に上ることが二十三日、市への取材でわかった。市は三月に条例改正し、同ごみ袋を60%減に値下げするなど消費を促す方針を固めた。一方で、「ごみ袋の消費が拡大し、ごみの排出量まで増えてしまっては本末転倒だ」と頭を悩ませている。放置すればごみ袋が劣化する恐れがあり、ごみ袋が“ごみ”になりかねない状況だ。
市ごみ対策課によると、平成二十七年度の消費量が五百枚入りの段ボールで十五箱分だったのに対し、在庫は四百五十三箱。一千百三十万円に相当する約二十二万六千五百枚が残っているといい、現状の消費ペースで計算すると、なくなるまでに約三十年かかる見込みという。
膨大な在庫を受け、市は平成二十六年に生産を停止させ、市内の清掃センター三カ所で管理している。
原因は、市が四十リットルを一枚五十円で販売しているにも関わらず、平成二十七年度に四十五リットルを新たに導入し、同じ値段で販売して消費が滞ったためだ。四十五リットルは年間四十六箱の消費に対し、在庫は九十六箱。市の担当者は「同じ値段ならほとんどの人が大きい方を買うでしょう。多くの販売店が二種類合わせて販売せず、四十五リットルを取り扱っている」と話す。
また、市は平成二十五年の分別制度の見直しで、不燃ごみに区分していた空き缶やビンを資源ごみに区分したため、不燃ごみ袋の消費が全体で著しく減少したことも、在庫がなくならない要因とみている。
対応策として、市は三月から施行される条例改正で、四十五リットルを半額の二十五円、四十リットルをさらに安い二十円に値下げする。差別化を図り、消費者に利用を促すほか、自治会などのイベントで景品に取り入れてもらうなど呼び掛けるつもりだ。
だが、市の担当者は「膨大な在庫をなくしたい気持ちはあるが、ごみ袋の消費が拡大しその分、排出量まで増えてしまっては意味がない」とジレンマを抱える。在庫がいつなくなるのか見通しが立っておらず、市は解決の糸口を模索している。
大量のごみ袋がごみになるのではしゃれにもならない、
ごみ袋が破れやすいなど品質悪くて品薄、
また、発注ミスで品薄状態、というニュースはよく聞くが、、、、
こういう、サイズの種類を増やしたために、だぶつくというのも、
しかし、価格を下げて消費を促すというのも本末転倒のような、
指定ごみ袋なので、他市との融通は利かないし、、、
数年前に、串間市で、ごみ袋の発注で、一桁多く発注して40万袋の在庫
市内の年間使用量の10年分、7年分に相当するなどのニュースもあったが、、どうなったのだろうか?
「志摩市」と「伊勢市」と紛らわしい、伊勢志摩というのだから同じ市のような気がしたが、、、
勘違いして「伊勢市」のHPで指定ごみ袋の検索をしてしまった、、
「伊勢市」のごみ袋の価格は、新デザインのごみ袋は、市場価格のため変動と販売店の任意のようになっていた、
参考:「指定ごみ袋の購入について」