■ 【ダイオキシン問題】 豊能、能勢2町長に損賠求めた監査請求を棄却
産経ニュース 2016年11月25日
大阪府の豊能町、能勢町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシンを含む廃棄物を神戸市内に無断で埋め立てた問題で、廃棄物の引き取り費用など約6千600万円について、両町の住民が同組合の監査委員に前町長2人に損害賠償を求めるよう提起した住民監査請求で、同監査委員は請求を棄却した。22日付。
同委員は無断で埋めたてた点は違法であるとしたが、引き取り費用については「原状回復するために行われた」などとして損害賠償は認めなかった。
住民側は「納得できない」として大阪地裁に提訴する方針。両町の前町長らについては背任罪などでの刑事告発も検討しているという。
■ 豊能ダイオキシン処理問題 第三者委員会
毎日放送-2016/11/22
ダイオキシンを含む廃棄物の処理が問題となっている大阪府豊能町では、22日、町が設置した第三者委員会による初めての会議が開かれました。
第三者委員会のメンバーには、弁護士や廃棄物処理が専門の大学教授、大阪府で危機管理室長を務めた元職員など3人が就任しました。
神戸市の最終処分場に無断で埋め立てられていたダイオキシンを含む廃棄物を巡っては、今年8月に豊能町内の仮置き場に運びこまれ、2018年10月までの保管が決まっています。第三者委員会では、問題となった廃棄物を当初一般廃棄物と判断しながらも、最終的に産業廃棄物として神戸に無断で埋め立てた経緯や、約9650万円に及ぶ処理費用の妥当性などについて調査し、今年度中に最終報告書をまとめるとしています。