■ <汚染廃棄物>仙台市「試験焼却に限り検討」
河北新報 2016年11月16日
仙台市の奥山恵美子市長は15日の定例記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の濃度が国の基準(1キログラム当たり8000ベクレル)以下の廃棄物の焼却を巡る他市町村分の受け入れについて、「試験焼却に限り、検討している段階だ」と説明した。
基準以下の廃棄物を県内の各自治体で一斉に焼却処分する県の方針を受け、試験焼却の具体的な手順を確認している現状を説明。その上で、「試験をしたから自動的に本焼却に入るということではない」と強調した。
住民説明会に関しては、市が既に昨年、市内にあった基準以下の廃棄物を焼却した実績を踏まえ、「(焼却の)条件が昨年と違う場合は、説明する必要がある」との考えを示した。
3歳未満向けの小規模保育事業の年齢制限を国家戦略特区内で撤廃する政府方針にも言及。「施設面積が4、5歳の子どもの運動量に対応できるのか、同年齢が少ない環境で集団行動を育めるのかなどの疑問がある」と懸念を示した。
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<汚染廃棄物>仙台市「試験焼却に限り検討」/宮城
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