港湾局「東雲北運河内部護岸工事の底質調査結果と今後の対応」より転載
東京都港湾局 2016年11月1日
底質調査の結果と今後の対応について
東京都が施工する東雲北運河(潮見二丁目)の内部護岸建設工事に先立ち、事前の底質調査を行ったところ、環境基準を上回る濃度のダイオキシン類が検出されましたので、その調査結果等をお知らせします。
1 調査結果平成28年4月から8月まで、施工に先立ち15地点46箇所で底質(注1)の調査を行いました。その結果、5箇所で環境基準※を超える底質ダイオキシン類が検出されました。
調査結果(含有量:ピコグラム-TEQ/グラム)※
位置 深さ A地点B地点C地点D地点E地点環境基準※ 表層 59 11 200 46 93 150 2層目 11 6.3 300 83 45 3層目 14 15 46 110 28 4層目 - - - - - F地点G地点H地点I地点J地点 表層 330 240 43 37 55 2層目 4.3 150 74 6.8 56 3層目 32 44 110 10 23 4層目 4.6 - - - - K地点L地点M地点N地点O地点 表層 120 47 32 49 38 2層目 350 80 13 83 34 3層目 120 130 5 57 8.2 4層目 - - - - - 1層厚 0.5~1.0メートル―:調査範囲外
※環境基準150ピコグラム-TEQ/グラム以下
ダイオキシン類対策特別措置法に基づく基準
※ピコグラム
一兆分の1グラム
※TEQ(Toxic Equivalent(毒性等量))
ダイオキシン類の量を、最も毒性の強い2、3、7、8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの量に換算した値
注1 海底や湖底等の表面を構成している物質を表す。
今回の底質調査の結果を踏まえ、「港湾における底質ダイオキシン類対策技術指針(改定版)」(平成20年国土交通省)に基づき、ダイオキシン類を取り除く処理を行います。
具体的には、汚染土を取り除き、汚染土壌処理施設に運搬し、無害化処理を行います。
参考に、
港湾における底質ダイオキシン類対策技術指針 (改訂版) 平成 20 年 4 月 国土交通省港湾局
あらまあ~
毎年年度末に、環境省は「ダイオキシン類に係る環境調査」を報告している。大気、公共用水域水質、公共用水域底質、地下水、土壌等の調査結果などで、東京では、公共用水域底質で、「河川 横十間川天神橋」は常連の環境基準超過地点ではあるが、、、測定ポイントは決まっていて、、、運河などは測定なしで実態把握もできていないのだろう、、、
それにしても、、 護岸建設工事周辺の15地点46箇所の底質調査で、5箇所で環境基準を超える底質ダイオキシン類の検出ということは、、、そこら辺一帯はダイオキシンまみれということだろうか?どういう要因でのダイオキシンなのか?環境局のサイトにはなにも出ていない、、、
潮見二丁目あたりも東雲(北)運河というのだ~
東雲北運河に架かる橋は暁橋(あかつきばし)で、江東潮見郵便局あたり、、
Googleマップで見ると、、
関連(本ブログ)
■ 平成26年度ダイオキシン類に係る環境調査結果について(お知らせ) 2016年03月31日