日テレNEWS24「大熊町 仮設焼却施設の建設始まる(福島県)」より
■ 大熊町 仮設焼却施設の建設始まる(福島県)
日テレNEWS24 2016年9月13日
大熊町では、除染で出た廃棄物などを燃やす仮設の焼却施設の建設が始まった。
*記者リポート
「大熊町の仮設焼却炉は中間貯蔵施設の予定地の中に建設されます」
焼却施設は、中間貯蔵施設の予定地である大熊町小入野地区に建設される。
大熊町で出た除染や家屋の解体による廃棄物を1日あたり200トン焼却し、量を減らす計画。
焼却した後の灰は、線量に応じて、中間貯蔵施設などに置かれる。
国は、大熊町の廃棄物を処分した後に、中間貯蔵施設の焼却施設として使うことも検討している。
*大熊町・渡辺利綱町長
「とりあえず大熊町の廃棄物について優先的に処分するということなので、今後は経過をみながら協議していきたい」
焼却施設は、2年後の2018年の完成を予定している。
■ 震災がれき仮設焼却施設が着工 30年から稼働へ 大熊
福島民報 2016年9月14日
東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く大熊町のがれきなどを処理する環境省の仮設焼却施設の起工式は13日、帰還困難区域となっている同町小入野の現地で行われた。平成30年3月に稼働する。
起工式では伊藤忠彦環境副大臣が「施設の稼働が早期復興につながる」と述べた。渡辺利綱町長らがあいさつした後、関係者がくわ入れをして工事の安全を願った。
震災がれき、片付けごみ、除染廃棄物など計約22万6千トンを1日当たり200トンずつ処理する。約4年で完了する見込みという。
◇ ◇
施設のある場所は中間貯蔵施設予定地内。環境省は同町のがれき処理終了後、中間貯蔵施設の焼却設備として施設を使うことも検討する。起工式終了後、伊藤氏は「(施設活用は)関係者の理解を得られてからの判断になる」と述べた。
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