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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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(大阪湾フェニックスセンター抜き打ち検査)ごみ焼却物から基準値超えの水銀、試運転中の新野洲クリーンセンター/滋賀

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大阪湾広域臨海環境整備センターホームページより


滋賀県 野洲市は、「大阪湾広域臨海環境整備センターへ搬入した新野洲クリーンセンター(試運転中)から排出したばいじん処理物から、水銀又はその化合物が0.0059mg/lが検出され、受入基準値0.005mg/lを超過した。」と発表した。また、大阪湾広域臨海環境整備センターの抜き打ち検査で発覚したもので、8月31日に搬入停止となった。新野洲クリーンセンターは、引き渡し前の試運転中で、、今後、基準値を超過した原因の特定や調査、改善策の検討するとなっている。

大阪湾広域臨海環境整備
受入廃棄物の抜取検査及び中間検査の結果について (H28.7.11)
平成28年度6月までの基準値超過で搬入停止は、
民間業者 A 社 ばいじんダイオキシン類超過19 ng - TEQ/g ( 3ng - TEQ/g ) 搬入停止日 H28.05.2 6
栗東市環境センター ばいじん処理物鉛又はその化合物超過 0.87 ㎎ / L ( 0.3mg/L ) 搬入停止日 H28.05.3 1
関連(本ブログ)栗東市環境センター、大阪湾フェニックス 抜取検査でばいじんの「鉛」基準値超え、先月末で搬入停止/滋賀



それにしても、大阪湾広域臨海環境整備センターの厳しい受入体制はたいしたものだ。東京都の処分場の受入はどうなっているのか、、23区の廃棄物、産業廃棄物、、抜き打ち検査で、、、受入停止などという話は聞いたことがない。そもそも抜き打ち検査などしているのだろうか?業者への行政処分の公表は度々あるが、埋立処分場への搬入物についての処分は記憶にないな~

 

■ 水銀 ごみ焼却物から基準値超え 新野洲クリーンセンター /滋賀
毎日新聞-2016年9月6日
  野洲市は5日、10月から供用を開始する新野洲クリーンセンター(野洲市大篠原)の試運転中に発生したごみ焼却廃棄物から基準値を超える水銀などが検出 され、大阪湾広域臨海環境整備センター(大阪湾フェニックスセンター)から8月31日付で搬入停止を通知されたと発表した。周辺環境への影響はないとして いる。
 市によると、試運転中のごみ焼却廃棄物を8月17日に初めて搬入したところ、フェニックスセンターの抜き打ち検査で「水銀又はその化合物」が1リットル当たり0・0059ミリグラム検出され、基準値(0・005ミリグラム)をわずかに上回った。
 クリーンセンターの建設業者が7、8月に実施した4回の自主検査ではいずれも基準値を下回っていたという。業者は8月30日に試運転を停止し、原因を調査している。【村瀬優子】


野洲市 2016年9月5日
● 新野洲クリーンセンターから排出したばいじん処理物に係る大阪湾広域臨海環境整備センターへの搬入停止について

新野洲クリーンセンターから排出したばいじん処理物に係る大阪湾広域臨海環境整備センターへの搬入停止について

整備中の新野洲クリーンセンターは、平成28年10月1日の供用開始に向けて試運転を行っています。試運転中に発生するばいじん処理物等を埋立処分するため、大阪湾広域臨海環境整備センターと埋立処分契約を8月10日付けで締結しました。

本市では、この契約に基づき、8月17日に大阪湾広域臨海環境整備センターへばいじん処理物を搬出したところ、当該ばいじん処理物について、水銀又はその 化合物が0.0059mg/lが検出され、受入基準値0.005mg/lを超過したとの連絡が8月30日にあり、8月31日に搬入停止となりました。

この連絡を受けて、本市では引渡し前の施設であることから、建設業者であるエスエヌ環境テクノロジー株式会社に対し、直ちに試運転を停止し、基準値を超過した原因を特定するための調査を行うとともに、改善方法を検討するよう指示したところです。

今後、一日も早く改善策を講じ、供用開始に向け万全の体制で臨んで参ります。

新センターにおける処理工程では、ばいじんの除去、保管には万全を期しておりますので、飛散の心配はなく、周辺環境への影響はありません。

※「ばいじん」とは、物の燃焼に伴って発生、飛散する“すす”などの微粒子で飛灰とも呼ばれます。

※「ばいじん処理物」とは、集じん器などにより集められたばいじんに薬剤を添加し、ばいじんに含まれる重金属などが溶出しないように処理したものです。


新野洲クリーンセンター建設工事設計概要(PDF:2.3MB)

工事名称:新野洲クリーンセンター建設工事
工事場所:野洲市大篠原3335番地
工期:平成26年6月26日~平成28年9月30日
建物用途:一般廃棄物処理施設(中間処理施設)
施設規模
・熱回収施設:43t/24h(21.5t/24h×2炉)
・リサイクルセンター:8t/5h
(不燃・粗大ごみ:7t/5h   ペットボトル:1t/5h)

エスエヌ環境テクノロジー株式会社
沿革から抜粋
昭和34年 日本初の機械式焼却炉を岡山県玉島市(現倉敷市)に納入
昭和47年 一般廃棄物処理施設 累計50施設を納入
平成8年 焼却灰溶融システムを開発
平成12年 日立造船株式会社が100%株式取得
平成23年4月 ユニチカ株式会社から環境事業(ごみ処理施設事業)を譲受


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