■ ごみ搬入路関連費、差し止め請求棄却 /東京
毎日新聞 2016年9月9日
日野市監査委員は8日までに、日野、国分寺、小金井3市が日野市内で進める可燃ごみ共同処理施設の搬入路建設について、関連費用の支出差し止めを求めた住民監査請求を棄却した。棄却決定は6日付。市民側は住民訴訟を検討している。
日野市は3市がごみを運び込む専用搬入路を計画。設計委託費など約350万円の支出案は6月市議会で可決されたが、市民側は建設予定地が公園予定地のため、目的外利用は違法と主張。支出差し止めを求めていた。
市監査委員は、搬入路は公的な目的があり、稼働30年後には処理施設が移転する見通しであるため、請求の主張に理由がないと判断したという。請求人の一人、正木健さん(50)は「監査委員は市の政策についての判断を避けている」と話している。【黒川将光】
〔多摩版〕