■ 入札関連HPに特定業者名メモ、削除忘れ公表 三重県
産経ニュース-2016年9月6日
三重県が発注する発電所の運転管理業務の一般競争入札で、県ホームページで公開していた入札条件を記した書類の欄外に、特定業者の名前を挙げ「参加可能とするため」と便宜を図ったかのような不適切なメモ書きがあったことが6日、県への取材で分かった。
県企業庁によると、桑名市にある「三重ごみ固形燃料(RDF)発電所」の運転管理業務。競争原理を働かせるためとして参加資格の条件を緩和しており、メモは新規参加できる業者の参考例として職員が書いていた。書類を公表する際、削除するのを忘れたという。
それまでは元請け業者として管理業務の実績がないと参加できなかったが、下請けの経験しかない業者も認めることにしていた。県は「談合ではないが、誤解を招いた」と10月の入札をいったん中止。次回の入札では名前が出た業者の参加を認めないことも検討する。