■ 事業系ごみを減らそう・東埼玉資源環境組合が「説明会」
東武よみうり 2016年9月6日
「東埼玉資源環境組合」(管理者=高橋努・越谷市長、越谷市、草加市、三郷市、八潮市、吉川市、松伏町の5市1町で構成)は、事業で排出されるごみを減 量しようと、8月2日、越谷市の同組合第一・第二工場で、「事業者系廃棄物適正処理等に係る説明会」を開催した。排出、搬入事業者計89社の関係者が出席 した。
同組合に搬入されるごみは、人口増とともに増え続け、2003年度には、年間搬入量が28万2700㌧と処理能力を超え、県外に排出したこともあった。近年は24万数千㌧で推移し、人口増にもかかわらず家庭ごみの搬入量は減少傾向にある。
しかし、事業系ごみは増加する一方で、さらに、びん・缶などの資源ごみや産業廃棄物の混入が目立ち、事業系ごみの減量化や、適正処理が大きな課題となっている。
説明会では、排出事業者から、「分別処理が不徹底のため、資源ごみが混在している」との指摘があり、コンビニ店からは「ペットボトルの飲み残しが入って いるものがあり、処分に困っている」といった声が出た。また、「ビン、缶、ペットボトルの分別を社員に教育をしているが、十分伝わっていない。紙ごみは シュレッダーして資源ごみとして出すようにしているが、一部混合の燃えるごみとして処分する場合もある」という事業者もいた。
一方、搬入事業者からは「自営業者や小さな事業者は、ごみの分別が物理的に難しいことが多い。自治体と一緒に周知・徹底してもらいたい」といった声が出ていた。
同組合は、「説明会やアンケートで、事業系ごみの適正区分・適正処理について、十分に浸透していない状況が確認できた」とし、今後、「啓発や指導の具体的取り組みについて、構成自治体と連携力して検討する」としている。
東埼玉資源環境組合は熊谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町5市1町で構成する一部事務組合
管内の一般廃棄物(可燃ごみ、し尿)の処理を行っている。
その一部事務組合が、率先して(?)、排出、搬入事業者計89社の関係者集めて「事業系ごみを減らそう」の説明会、、、
今後、「啓発や指導の具体的取り組みについて、構成自治体と連携力して検討」していくようだ~
いいですね。廃棄物の広域処理、中間処理の事務組合も「ごみ減量」の意識を持って、、、
23区の場合、ごみ減量やリサイクルは各区の仕事、、中間処理を担う東京二十三区清掃一部事務組合は、入ってくるごみを適正に処理するのが仕事と、役割分担が明確に分かれている。23区と清掃一組が、なかなか連携して、事業系ごみを削減しようとまではいかない、、清掃工場での事業系持込ごみの受入も、資源化可能な「新聞」「雑誌」「シュレッダー紙」も堂々と受入品目になっているので、、、、
工場・施設紹介第二工場(処理方式 ガス化方式直接溶融型コークスベッド形)工場見学・展望台ごみ処理施設(第一工場)灰溶融施設(炉形式アーク式電気溶融炉80t/日(80t/日×2基、うち1基予備))し尿処理施設堆肥化施設最終処分場