☆東京新聞「広域処理 ずさん交付金 がれき以外に9割支出」より
■広域処理 ずさん交付金 がれき以外に9割支出
東京新聞-2013/05/13
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013051390071325.html
東日本大震災で発生したがれきを被災地以外で処分する「広域処理」の推進を目的に、二〇一一〜一二年度の復興予算から支出された環境省の交付金のうち、約九割が実際にはがれきを受け入れなかった自治体などに配分され、無関係な ...
環境省の言い訳も かなり見苦しい、、
広域処理が必要ながれき量が、当初の想定より大幅に減ったためにがれきの受入の必要がなくなったとはいうが、そもそもの災害廃棄物の終了時期を平成25年度末としたのは環境省である。そのために、全国自治体に広域処理の受入要請をしたわけだが、当然広域処理の処理期限も平成25年度末であろう。それなのに、西秋川衛生組合ごみ処理施設は、そもそもの竣工予定が平成26年3月である。堺市にしろ、東京ふじみ衛生組合にしろ、竣工は平成25年3月で、試運転や何やかや、竣工早々のたいへんな時期に、災害廃棄物の受け入れなど、通常ではお願いするのも受け入れるのもかなりの特異な状況。要するに、いきなり相手構わず興予算をあげますとはいえないので、循環型社会形成推進交付金申請中の自治体のなかから、(受け入れできないことも前提に)復興予算を固辞しない自治体に振り分けたというか押しつけたというところだろう。
堺市HP
■清掃工場の整備と復興予算について(平成25年3月31日)
http://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/gomi/gomioshirase/fukkouyosan.html
手続経過
平成24年1月 環境省からの照会に対し、堺市は通常予算で要望する旨を回答
(平成24年度交付金所要額調べ)
平成24年2月、3月 環境省から、復興予算に移行できないかの照会があり、堺市は意
向なし(復興予算ではなく通常予算を希望)と回答
平成24年3月 内閣総理大臣及び環境大臣から、災害廃棄物広域処理要請文書が届
く
平成24年4月〜5月 環境省より補助金の交付内示。交付額は要望額どおり。
ただし、復興予算での交付とされる。
環境省に対し、がれきの受入についてその可否も含め検討段階である
堺市が補助金の対象になるかどうかを確認したところ、問題なしとの回答
平成24年5月 国に対し、補助金の交付を申請
平成24年6月 環境省から「岩手県の災害廃棄物の処理の目途がついたので、受入
調整中以外の自治体との調整は当面見合わせる」旨の通知文が届く
西秋川衛生組合HP 平成26年3月竣工でも↓↓補助金対象
■西秋川衛生組合ごみ処理施設整備・運営事業工事状況について
http://www.nishiakigawa.or.jp/kensetukoujijyoukyou/koujijyoukyou250425.pdf
平成25年4月22日撮影(竣工:平成26年3月予定)
ガス化溶融方式処理能力117 t/日(58.5t/日×2炉)
年度がまたがっているので、
各新聞社、取り上げる度にいろいろ数字が異なる、
こうなったら、環境省、すべてきちんと整理して公表すべきなのでは〜
さもないと、いつまでも、あれやこれやの蒸し返しになってしまう。
関連(本ブログ)
■(今後大きな災害で広域処理が必要になった場合)がれき受け入れ「確実」なら交付金(2013年04月21日)
■復興予算:堺市に批判400件 がれき未処理で86億円&堺市 清掃工場の整備と復興予算について(2013年03月17日)
■環境省 復興予算のばらまき 「ふじみ衛生組合(昨年10億)」さらに19億円上乗せか〜(2013年03月07日)
■仙台市・老朽ごみ処理施設 復興予算で解体工事(2013年03月03日)
■復興予算176億円、がれき受け入れ除外でも交付へ/最多86億円の堺市 処理施設を新設(2013年02月24日)
■がれき処理せず340億円を交付 環境省、14団体に復興予算=まさに 『ばらまき』(2012年12月22)
■広域処理 ずさん交付金 がれき以外に9割支出
東京新聞-2013/05/13
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013051390071325.html
東日本大震災で発生したがれきを被災地以外で処分する「広域処理」の推進を目的に、二〇一一〜一二年度の復興予算から支出された環境省の交付金のうち、約九割が実際にはがれきを受け入れなかった自治体などに配分され、無関係な ...
環境省の言い訳も かなり見苦しい、、
広域処理が必要ながれき量が、当初の想定より大幅に減ったためにがれきの受入の必要がなくなったとはいうが、そもそもの災害廃棄物の終了時期を平成25年度末としたのは環境省である。そのために、全国自治体に広域処理の受入要請をしたわけだが、当然広域処理の処理期限も平成25年度末であろう。それなのに、西秋川衛生組合ごみ処理施設は、そもそもの竣工予定が平成26年3月である。堺市にしろ、東京ふじみ衛生組合にしろ、竣工は平成25年3月で、試運転や何やかや、竣工早々のたいへんな時期に、災害廃棄物の受け入れなど、通常ではお願いするのも受け入れるのもかなりの特異な状況。要するに、いきなり相手構わず興予算をあげますとはいえないので、循環型社会形成推進交付金申請中の自治体のなかから、(受け入れできないことも前提に)復興予算を固辞しない自治体に振り分けたというか押しつけたというところだろう。
堺市HP
■清掃工場の整備と復興予算について(平成25年3月31日)
http://www.city.sakai.lg.jp/kurashi/gomi/gomioshirase/fukkouyosan.html
手続経過
平成24年1月 環境省からの照会に対し、堺市は通常予算で要望する旨を回答
(平成24年度交付金所要額調べ)
平成24年2月、3月 環境省から、復興予算に移行できないかの照会があり、堺市は意
向なし(復興予算ではなく通常予算を希望)と回答
平成24年3月 内閣総理大臣及び環境大臣から、災害廃棄物広域処理要請文書が届
く
平成24年4月〜5月 環境省より補助金の交付内示。交付額は要望額どおり。
ただし、復興予算での交付とされる。
環境省に対し、がれきの受入についてその可否も含め検討段階である
堺市が補助金の対象になるかどうかを確認したところ、問題なしとの回答
平成24年5月 国に対し、補助金の交付を申請
平成24年6月 環境省から「岩手県の災害廃棄物の処理の目途がついたので、受入
調整中以外の自治体との調整は当面見合わせる」旨の通知文が届く
西秋川衛生組合HP 平成26年3月竣工でも↓↓補助金対象
■西秋川衛生組合ごみ処理施設整備・運営事業工事状況について
http://www.nishiakigawa.or.jp/kensetukoujijyoukyou/koujijyoukyou250425.pdf
平成25年4月22日撮影(竣工:平成26年3月予定)
ガス化溶融方式処理能力117 t/日(58.5t/日×2炉)
年度がまたがっているので、
各新聞社、取り上げる度にいろいろ数字が異なる、
こうなったら、環境省、すべてきちんと整理して公表すべきなのでは〜
さもないと、いつまでも、あれやこれやの蒸し返しになってしまう。
関連(本ブログ)
■(今後大きな災害で広域処理が必要になった場合)がれき受け入れ「確実」なら交付金(2013年04月21日)
■復興予算:堺市に批判400件 がれき未処理で86億円&堺市 清掃工場の整備と復興予算について(2013年03月17日)
■環境省 復興予算のばらまき 「ふじみ衛生組合(昨年10億)」さらに19億円上乗せか〜(2013年03月07日)
■仙台市・老朽ごみ処理施設 復興予算で解体工事(2013年03月03日)
■復興予算176億円、がれき受け入れ除外でも交付へ/最多86億円の堺市 処理施設を新設(2013年02月24日)
■がれき処理せず340億円を交付 環境省、14団体に復興予算=まさに 『ばらまき』(2012年12月22)