■神鋼、原発廃炉に本格参入−減容や金属リサイクルを受託
日刊工業新聞 2016年9月1日
神戸製鋼所が原子力発電所の廃炉ビジネスへ本格参入する。廃炉作業で発生する低レベル放射性 廃棄物を対象に焼却・切断による減容や金属リサイクルなどに取り組む。このため、７月に放射性廃棄物処理大手のスウェーデンのスタズビック（ニショピン 市）と合弁でコベルコスタズビック（東京都品川区、森崎計人社長）を設立、同社を主体に電力会社への提案活動を始めた。これまでの原子力関連事業の実績も 生かし、廃炉ビジネスで先行を狙う。
福島第一原発をはじめ、関西電力の美浜発電所１・２号機など相次ぎ廃炉が決定。今後の解体作 業で大量の廃棄物が発生する。商用原子炉５７基の合計は約２０００万トンで、このうち神鋼がターゲットとする低レベル放射性廃棄物は約４５万トンだ。これ らは地下に埋設処分される計画だが、「まだ処分場が決まっていないので、廃炉作業がスムーズに進まない。この量を我々が減らす」（森本康裕エンジニアリン グ事業部門原... ...
廃炉による解体で、
商用原子炉５７基の合計は約２０００万トンで、このうち低レベル放射性廃棄物は約４５万トン
原発稼働ででてくる低レベル放射性廃棄物は、
今でも固体廃棄物は焼却や溶融で減容処理を行っている。
金属製錬や金属溶融事業、
国内の精錬会社も、度々爆発事故のニュースがある、、、
放射性廃棄物の金属も、溶融炉で溶かしてリサイクル、、、
原子力施設での金属溶融の爆発事故は2011年のフランス核廃棄物のニュースも記憶に新しい、
事故報道で、溶融処理の動画が流れていたが、、、溶融物の金属を、人が棒を持って手作業で処理していて驚いた～
ほんとうに、溶融処理というのは、ちょっとしたことでも爆発事故につながる、、、水蒸気爆発、
廃炉原発が増えると、そういう作業も増えていくのだろう、
廃炉ビジネス、何事もビジネスチャンスなのだろうが、
安全第一、環境配慮を忘れることなく、
原子力規制委員会 資料 処理場－２１－３
●ヒヤリング質問回答１００ 金属溶融設備及び焼却・溶融に関する海外での事故事例を調査し、その内容について説明すること。
原子力資料情報室
●ロシアの放射性金属処理施設で爆発事故（「ロシアの原発で事故」の情報について）