■日立造船、中国でゴミ焼却プラント工事を受注
日刊工業新聞 2016年8月31日
日立造船は中国・広東省仏山市順徳区でゴミ処理事業を手がける広東順控環境投資からゴミ焼却発電プラントの設備工事を受注した。焼却炉などの設計業務を請け負うほか火格子... ...
日立造船 2016年08月29日
中国・広東省仏山市順徳区でのごみ焼却発電プラント設備工事を受注Hitz日立造船株式会社は、このほど、中国の広東省仏山市順徳区において、広東順控環境投資有限公司(広東省仏山市順徳区、以下、広東順控環境投資)より、ごみ焼却発電プラントの設備工事を受注しました。
本件は、人口約248万人を抱える広東省仏山市において、広東順徳控股集団有限公司のグループ会社である広東順控環境投資がごみ処理および発電事業を行う 計画のため、当社はごみ焼却発電プラント(ストーカ式焼却炉:3,000t/日=750t/日×4炉、発電出力70,000kW)の設備工事を受注しまし た。
本プロジェクトにおいて当社は、焼却炉等の設計および火格子等の主要機器供給に加え、現地での据付および試運転時のスーパーバイザー派遣、運転・メンテナンスの指導等を行います。
本プラントは、順徳区から発生する一般廃棄物1日当たり約3,000tを衛生的に焼却処理するだけでなく、年間386,950MWhの電力を供給でき、地域のエネルギー供給源としての役割も大いに期待されています。
当社グループは、日本を含む東アジア、欧州を中心に850件以上のごみ焼却・発電プラントを受注しており、世界トップクラスの実績を有しています。東アジ ア地域では、本件を含め中国大陸向け13件、台湾向け5件、韓国向け8件の受注実績を有し、ベトナムおよびインドにおいては日本企業初となるごみ焼却発電 プラントを今年度中に完工する予定です。
当社は、今後とも環境事業における世界No.1企業を目指し、ますます高まる海外でのごみ焼却発電プラントの需要に積極的に取り組んでいきます。
なお、本件の概要は以下のとおりです。
1.発注者:広東順控環境投資有限公司
2.工事名:順徳区順控環投熱電プロジェクトストーカ式焼却炉の調達及び関連サービス
3.施設概要:ストーカ式焼却炉(3,000t/日=750t/日×4炉)、発電出力70,000kW
4.建設地:中華人民共和国 広東省仏山市順徳区
5.機器納期:2017年5月