■ ダイオキシンごみ持ち込み 隣接の川西市が拒否
神戸新聞 2016年8月3日
大阪府能勢、豊能町でつくる豊能郡環境施設組合が高濃度ダイオキシン類を含む廃棄物を神戸市に無断で埋め立てた問題で、同組合が神戸から運び出し豊 能町の山林で仮保管すると発表したことに対し、兵庫県川西市は3日、市民への説明や環境対策が完了するまで、持ち込まないよう申し入れる文書を同組合管理 者の田中龍一豊能町長に手渡した。
文書内容は6項目。計画地に近い川西市住民に十分な説明をすることや河川への流入防止策を求め、実行されるまで廃棄物の持ち込みを行わないよう申し入れている。
市によると、田中町長が同日、川西市役所を訪れ、大塩民生市長に説明が遅れたことを謝罪。申し入れについては、持ち帰り検討すると述べたという。
仮置き場の近くには川西市を流れる塩川の上流があるといい、同市美化環境室の新田稔室長は「住民の安全安心を守り、しっかりと説明責任を果たしてもらいたい」と話した。
また、同市議会も同日、抗議文を手渡している。(篠原拓真)
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