JESCOのホームページに「北九州事業地域のPCB保管事業者の皆様へ(値上げの取りやめについて)」がでている。
それでなくとも高いPCB処理量金ではあるが、 平成27年8 月 26 日付けで「北九州事業地域のPCB保管事業者の皆様へ(平成29年4月以降の契約からの値上げについて) 」が通知されていたものの、、昨日、環境省の、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理基本計画」の変更を受けて、「該当部分が削除されたことか ら、値上げを行わないことといたしました。」ということのようである。
そもそものあの値上げというのは、PCB廃棄物の処理促進のための値上げという位置づけだった。「計画的な処理委託を行おう とする保管事業者の状況に配慮しつつ、意図的に処理委託を行わない者に対し ては、処理料金が上がることを早期に告知する等により、計画的な処理委託を 促進することを検討するものとする。」いわば、処理を速く委託する事業者が不利にならないように、処理期限ぎりぎりに処理の委託をする事業者に対する警告というか、ある種のペナルティーのようなものだったのだろう。しかし、保管の届出をしている事業者が、何らかの理由で処理委託を先送りをしているというのは、どう考えても費用面の問題がいちばん大きいとは思うので、安易に値上げの警告などするとさらに放置してしまう恐れもあるし、痛し痒しということなんだろうな~ どちらにしても値上げはなくなった。
北九州事業所は、トランスやコンデンサの計画的処理完了期限が平成31年3月31日。もうあと2年8ヶ月と迫っている。ベンゼン超過で2015年11月末から約8ヶ月間操業停止で、やっと7月26日からトランス類・コンデンサ類の受入を再開、操業再開である。
北九州市は、JESCOのPCB処理料金とは別途、、北九州市で行われる高濃度PCB廃棄物の処理が安全かつ一日も早く進められることを目的として、市が独自に行う安全対策などの財源とするための「PCB処理推進協力金」という制度も実施しているようだ。(PCB廃棄物1kg当たり100円を目安とし、1口1万円を基本)協力すると、北九州市のホームページで事業者名を公表してくれるようだ。、、、、
中間貯蔵・環境安全事業株式会HP 2016年7月27日
北九州事業地域のPCB保管事業者の皆様へ
平成26年6月に定められたPCB廃棄物処理基本計画を踏まえ、北九州事業地域の小型トランス、コンデンサについて、平成29年4月以降の契約から値上げ を予定しておりましたが、平成28年7月26日に、PCB特別措置法の一部改正に伴いPCB廃棄物処理基本計画が変更され、該当部分が削除されたことか ら、値上げを行わないことといたしました。
保管事業者の皆様におかれましては、引き続き処理期限内での確実な処理にご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。
処理料金などのご案内
JESCOのPCB廃棄物の処理料金は全国一律で以下の料金表のとおり設定しています。
料金表 PDF
分割払い制度について
弊社では、処理委託料金を前払いしていただくことを原則としておりますが、弊社指定の信販会社を利用した分割払いを導入いたしました。詳細は以下のファイルをご覧下さい。
分割払い制度 PDF
なにしろ高いPCB処理量金
3kg 以上~10 kg 未満機器
処理料金(円)=30, 240(円/kg)×1台当たりの総重量(kg)
10 kg以上の機器はキロあたり単価が割増となる
PCB廃棄物の処理料金(JESCO)
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■北九州事業地域のPCB保管事業者の皆様へ(平成29年4月以降の契約からの値上げについて)2015年08月28日