DOWAエコシステム「シンガポールにおいて新焼却炉の建設に着手」より
■DOWA子会社、シンガポールに新型焼却炉 医薬品など固形物処理
SankeiBiz-2016年7月17日
新型焼却炉を導入するのは、DOWAエコシステムが全額出資するTECの敷地内で、来年2月末に完成させる。処理能力は1日36トンで、TECの ... TECには液体の処理に適した焼却炉はあるものの、固形物には対応できなかった。同社では今回の建設で、「 ...
DOWAエコシステム ニュースリリース 2016年07月11日
シンガポールにおいて新焼却炉の建設に着手~能力を倍増し製薬・化学系廃棄物の処理推進~
DOWAエコシステム(株)は、シンガポールで廃棄物処理事業を行っている子会社Technochem Environmental Complex Pte. Ltd.(シンガポール共和国 資本金:3.5百万シンガポールドル 社長:吉成 明夫、以下TEC社)において、新焼却炉の建設に着手します。
シンガポールは製薬・化学産業の成長を促進しており、世界の大手医薬品企業が多数進出しています。今後、同産業から発生する廃棄物の増加が見込まれる一方、それらを処理できる企業は限られているため、処理能力は逼迫すると考えられます。
DOWAエコシステム(株)は2009年から東南アジアへ進出し、現在インドネシア、タイ、シンガポールおよびミャンマーの4か国で環境・リサイク ル事業を展開しています。シンガポールでは、主に製造業由来の有害廃棄物を対象に、焼却処理を中心とした廃棄物処理サービスを提供するTEC社と、貴金属 リサイクルならびに環境コンサルティングを行うDOWA Eco-System Singapore Pte. Ltd.の2拠点で事業展開しています。
TEC社は有害廃棄物の処理ライセンスを持つ大手6社のうちの1社として、特に液体廃棄物の処理に強みを有し、コンプライアンスを重視する企業から の信頼を得てきました。今回、固形廃棄物の処理に適したタイプの焼却炉を新たに建設し、あわせて製薬・化学系廃棄物の処理ライセンスを取得する予定です。 これにより、廃棄物の焼却処理能力は現在の約2倍となります。加えて、液体か固形物かの性状を問わず、また、製薬・化学系廃棄物などの難処理廃棄物を含め た多様な廃棄物を処理できる体制が整います。DOWAグループが日本国内で培った難処理廃棄物処理の豊富な経験を活かし、TEC社の新焼却炉を早期に立上 げ、シンガポールにおける環境・リサイクル事業を強化していきます。
DOWAエコシステム(株)は引き続き成長が見込まれるアジアにおいて事業展開を加速し、様々な環境問題の解決に貢献してまいります。
新焼却炉の概要 建設場所 シンガポール トゥアス工業地区 TEC社敷地内 竣工時期 2017年2月末 処理対象物 製薬・化学系廃棄物をはじめとした固形有害廃棄物 処理能力 36トン/日 DOWAホールディングス株式会社 ニュースリリース シンガポールにおいて新焼却炉の建設に着手 ~能力を倍増し製薬・化学系廃棄物の処理推進~