■支援施設の拡大【2016年7月現在】
JFEエンジニアリング株式会社「リモートサービスセンターからのプラント遠隔支援を強化・拡大」より
■ JFEエンジ、ごみ発電向け遠隔操作拠点を拡充へ
電気新聞 2016年7月15日
◆2018年度、10カ所以上に
JFEエンジニアリングは14日、同社が建設・運営するごみ焼却・発電プラントなどを遠隔操作する「リモートサービスセンター」の機能を強化すると発表し た。現在2カ所の遠隔支援施設を、2018年度に10施設以上まで拡大する。同社100%出資の小売電気事業者であるアーバンエナジー(横浜市、小賀坂善 久社長)と連携し、電気料金の高い昼間に発電を多くする自動調整機能も導入する。また、操業データや警報履歴などをビッグデータとして蓄積し、解析するこ とで最適な運転モデルを構築。リアルタイムの運転データとの比較や解析結果をトラブルの事前検知につなげる。
JFEエンジは14年9月、横浜本社内にリモートサービスセンターを設置。ここには、発電施設の中央制御室と同様の監視・操作機能を持つシステム「JFE ハイパーリモート」を導入している。公共サービスの民営化が加速する中、同社は行政と民間事業者が連携して施設運営を行う案件の開拓に取り組んでおり、全 国各地で長期一括委託方式による都市環境プラントの運営を手掛けている。(4面)
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JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース 2016年7月14日
リモートサービスセンターからのプラント遠隔支援を強化・拡大~進化する「JFEハイパーリモートⓇ」で更なる最適操業へ~
JFEエンジニアリング株式会社(社長:狩野久宣、本社:東京都千代田区)はこのたび、横浜本社内に設置した「リモートサービスセン ター」の機能を強化し、当社が建設・運転を行う都市環境プラント等の発電施設に対し、遠隔監視・操作による最適運転を支援する領域を拡大しました。
当社は、2014年9月に開設したリモートサービスセンターに、発電施設の中央制御室と同様の監視・操作機能を持つ「JFEハイパーリモート®」を導入し、2施設の運転、発電などの状況を24時間体制で集中管理を行ってきました。
リモートサービスセンターの主な強化・拡大ポイントは以下のとおりです。
・遠隔支援施設を2施設から5施設へ拡大(18年度には10施設以上を予定)。
・当社の電力小売子会社であるアーバンエナジー株式会社※1と連携し、安定操業を維持しながら電力料金の高い昼間に発電を多くするなど、発電量を曜日や時間帯などに応じ自動調整する機能※2を導入し、電力需要に応じた有利な売電サービスを展開。
・操業データや警報履歴などをビッグデータとして蓄積し、その解析により「最適運転モデル」を構築、リアルタイム運転データとの比較や解析結果から、トラブルの事前検知や抑制に有効なシステムに機能を向上。
今後当社は、施設をより効率的且つ、安心で安定的な運転を長期に維持するため、ビッグデータの解析に加え、運転技術、メンテナンスなどの様々な操業・運 営に関わる情報のデータベース化を進めます。これをAI※3に組み込み、省力化・自動化による最適操業支援をよりいっそう強化してまいります。
※1 社長:小賀坂善久、本社:横浜市鶴見区
※2 2016年2月より3ヶ月間、実炉運転を行った結果から有効性を確認済
※3 人工知能
■支援施設の拡大【2016年7月現在】
■発電電力調整の例
■ビッグデータ解析とAI導入イメージ