■いわき市、かさ上げに抗議 小野町の一般廃棄物最終処分場計画
福島民友 2016年7月15日
いわき市の水道水源である夏井川上流部に設置されている小野町の一般廃棄物最終処分場について、運営会社ウィズウェイストジャパン(埼玉県)のかさ上げ・ 再搬入計画に関する住民説明会を同町が主催したとして、同市は同町に抗議し、計画を容認しないよう要請したことを明らかにした。14日開会した7月議会で 清水敏男市長が説明した。
同市によると、2014(平成26)年7月に同社からかさ上げ計画が提起されたが、同市は水質の安全確保のため容認できないと表明。しかし、5月に 同町が住民説明会を開いたとの情報を受け、議事録を入手したところ、同町が容認したとも受け取れる発言が確認されたという。このため今月11日、鈴木典弘 副市長が同町を訪れ、抗議と要請をした。
同処分場は1993年に建設が計画され、96年に操業。主に関東圏の飛灰などが搬入され、2011年に埋め立てが終了した。同市は95年に同町、 同社との3者による公害防止協定を締結したが、2006年に同社が3者間での事前協議を経ずに、埋め立て容量を増加させる変更届を県に提出し受理された。
同市によると、県が調停に入ったため同市はやむなく容認し、同町はその際、今後増量を考慮する状況にはないとしていたという。
日本の廃棄物行政、、
水源の上流に堂々と最終処分場の設置を許可している現実~
しゃ水シートの特徴
本処分場で使用しているしゃ水シートは、高安全性シートといわれ、しゃ水シートが二重であり、穴が空いても充填する自己修復性を有し、国内でも採用例が数 例しかない高度に安全で安心できるしゃ水シート構造であります。このしゃ水シートは埋立地全域に使用され、完全に廃棄物からの漏水を防止します。
また、本処分場では底面部の上層シートについては機械的物性の高い高密ポリエチレンシート(HDPE2.0mm)を、下層は耐候性、耐オゾン性、耐熱性 の高いゴムシート(EPDM系1.5mm)を採用し、法面部には前記のゴムシートで上層(EPDM系2.0mm)下層(EPDM系1.5mm)をそれぞれ 採用し、しゃ水シートとして適材適所の配置を設計しました。
搬入自治体は埼玉県の杉戸町、久喜宮代衛生組合など搬入自治体は埼玉県の杉戸町、久喜宮代衛生組合など