小松市「小松市指定ごみダイエット袋が導入されます!」より転載
小松市でも、10月からごみ有料化制度が始まるようだ。
ごみの有料化にもいろんな方式があり、、、小松市の場合は、「1年につき1人あたり45リットルの大袋で24枚」は無料で配布、、、それ以上ごみを排出する人は有料でごみ袋を購入せよ、という方式かな。ごみの有料化の導入も、自治体によりいろんな経緯があったうえでの形式なんだろうが~
こういう一定量までは無料、それ以上は有料という方式は、導入はしやすいのだろうが、運用経費はかかるし、それに見合う減量効果はどうなのか疑問、、、いっそのこと、無料配布のごみ袋も、余ったら買いとるとまですれば、かなりのインセンティブが働く、頑張って減量する人が増えるかも、、、
23区の自治体では、まだどこもごみの有料化に取り組んでいないので、、、
いろんな自治体の方式や減量効果は興味深い、
中日新聞 2016年6月27日
小松市は二十六日、十月から新たに導入する家庭系一般ごみ専用の指定袋「ごみダイエット袋」の制度を決めた。市役所で開かれた環境審議会で承認された。
指定袋は四十五リットル(L)、二十リットル(M)、十二リットル(S)の三種類。半期ごとに市から引換券付きはがきが届き、一人あたり二パック (年間四パック)まで、市内の量販店やスーパーなどで無償で交換できる。一パックあたりの袋数はLが六袋、Mが九袋、Sが十五袋で、入手する袋のサイズは 個人で選ぶことができる。不足分は一パックあたりL百二十円、M百三十五円、S百五十円で購入する。取扱店は三十~五十カ所になる見込み。
袋には、ごみを出した家庭や人を判別できるようにしマナーアップにつなげるため、氏名や番地などを記入する欄を設ける。記入する内容については、各町内ごとに決め運用する。
紙おむつを使用する家庭に対しては、年間でMを一パック特別支給する。要介護認定3以上の在宅要介護者、二歳未満の乳幼児、排せつ障害者が対象となる。
八月中旬までに全世帯に引換券付きはがきを発送し、同二十二日から最初の引き換えを予定している。担当する小林与志次環境共生部長は「小松の市民力を生かし、マナーアップとごみの減量につながる制度にしたい」と話していた。 (太田博泰)
小松市
●小松市指定ごみダイエット袋が導入されます!
小松市では、平成29年7月までに「リサイクル率25%、ごみ減量化25%(H20年度対比)」を目指しています。
家庭から出る一般ごみの中にはまだまだリサイクルできるものが多く含まれています。ごみ減量化やリサイクルを進めるために、一人ひとりがごみ減量化に取り組めるよう、今年度10月から家庭から出る一般ごみを対象に「ごみダイエット袋(指定袋)」を導入します。
このごみダイエット袋は、一般家庭の前年平均使用量に応じた枚数(1年につき1人あたり45リットルの大袋で24枚。ただし今年度は半年分で12枚)を無償配布します。
1 袋の種類
・大袋・・・45リットル・平袋
・中袋・・・20リットル・スーパーバッグ(取っ手つき)
・小袋・・・12リットル・スーパーバッグ(取っ手つき)
※この袋は、一般ごみ専用です。
※今まで使用していた45リットルまでの透明・半透明の袋については、容器包装プラスチック、空缶、ペットボトル等で従来どおり利用できます。
2 交換方法
各世帯へ交換ハガキを送付します。交換ハガキを持って取扱店にて交換してください。
※取扱店については、決まり次第お知らせいたします。
3 その他
無償配布分がなくなった場合は、取扱店にてご購入頂くことになります。
4 今後のスケジュール
6月 町内説明・意見交換会の実施(4月~6月)
7月 引換ハガキ発送(7月下旬ごろ)
町内説明会の実施(7月~)
8月 取扱店において引換開始(8月下旬ごろ)
10月 ごみダイエット袋 使用開始
環境省
一般廃棄物処理有料化の手引き平成25年4月(環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課)
(抜粋)
表 3-1-1 手数料の料金体系
① 排出量単純比例型
排出量に応じて、排出者が手数料を負担する方式。単位ごみ量当たりの料金水準は、排出量にかかわらず一定である。例えば、ごみ袋毎に一定の手数料を負担する場合には、手数料は、ごみ袋一枚当たりの手数料単価と使用するごみ袋の枚数の積となる。(均一従量制)
【利点】
・制度が単純でわかりやすい
・排出者毎の排出量を管理する必要がなく、制度の運用に要する費用が他の料金体系と比べて安価である。
【欠点】
・料金水準が低い場合には、排出抑制につながらない可能性がある。
② 排出量多段階比例型
排出量に応じて排出者が手数料を負担するもので、かつ、排出量が一定量を超えた段階で、単位ごみ量当たりの料金水準が引き上げられる方式。(累進従量制)
【利点】
・排出量が多量である場合の料金水準を高くすることで、特に排出量が多量である者による排出抑制が期待できる
【欠点】
・排出者毎の排出量を把握するための費用が必要となるため、制度の運用に要する費用が増す。
③ 一 定量無料型
排出量が一定量となるまでは手数料が無料であり、排出量が一定量を超えると排出者が排出量に応じて手数料を負担する方式。例えば、市町村が、ごみの排出に必要となるごみ袋やシールについて一定の枚数を無料で配布し、更に必要となる場合は、排出者が有料でごみ袋やシールを購入するという仕組みである。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
【欠点】
・費用負担が無料となる一定の排出量以下の範囲内で排出量を抑制するインセンティブ(動機付け)が働きにくい。
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。
④ 負担補助組合せ型
排出量が一定量となるまでは手数料が無料であり、排出量が一定量を超えると排出者が排出量に応じて一定の手数料を負担する一方、排出量が一定量以下となった場合に、市町村が排出抑制の量に応じて排出者に還元する方式(例えば、ごみの排出に必要となるごみ袋やシールについて一定の枚数を無料で配布し、更に必要となる場合は、排出者が有料でごみ袋やシールを購入する一方、排出者が使用しなかったごみ袋やシールについて、排出者が市町村に買い取らせることができる方式)。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
・排出抑制の量に応じて排出者へ還元されるため、「③一定量無料型」よりも排出抑制が期待できる。
【欠点】
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。
⑤ 定額制従量制併用型
一定の排出量までは、手数料が排出量にかかわらず定額であり、排出量が一定の排出量を超えると排出量に応じて一定の手数料を負担する方式。
【利点】
・一定の排出量以上のみを従量制とすることで、特にその量までの排出抑制が期待できる。
・一定の排出量までを定額制にすることで、一定額以上の安定した手数料を徴収できる。
【欠点】
・費用負担が定額となる一定の排出量以下の範囲内で排出量を削減するインセンティブ(動機付け)が働きにくい。
・排出者毎の排出量を把握するための費用(例えば一定の排出量まで使用するごみ袋の配布のための費用)や一定額の手数料の徴収のための費用が必要になるため、制度の運用に要する費用が増す。