NHK「原発事故の指定廃棄物 千葉市が指定解除を申請へ」より
NHKのニュースで、千葉市が、美浜区の清掃工場で保管している7トン余りの廃棄物を再び測定した結果、1キロ当たりの放射性物質の濃度は、4000ベクレルから6100ベクレルで、国の基準の8000ベクレルを下回っていることが確認できたので、今週中にも、国に指定廃棄物(7.7トン)の解除の申請をおこなうとのこと。
NHKの動画を見ると、千葉市の指定廃棄物は、新港清掃工場の倉庫の中での保管なのか、、、
23区江戸川清掃工場の指定廃棄物は新海面処分場で仮置き状態
23区の指定廃棄物と千葉市の指定廃棄物のセシウム濃度は、おそらく同程度の濃度と思えるので、23区分も8000Bq/Kg以下以下になっているのだろうか?
NHK-2016年6月24日
原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物について、千葉市が放射性物質の濃度を再び測定した結果、国の基準を下回っていることが確認できたとして、来週中にも全国で初めて環境省に指定解除を求める申請を行うことになりました。
自治体などで保管されている指定廃棄物について、環境省は、放射性物質の濃度は時間の経過とともに下がるため、基準を下回れば指定を解除して一般の廃棄物として処分できるようにしました。
これを受けて、千葉市が、美浜区の清掃工場で保管している7トン余りの廃棄物を再び測定した結果、1キロ当たりの放射性物質の濃度は、4000ベクレルから6100ベクレルで、国の基準の8000ベクレルを下回っていることが確認できたということです。
このため千葉市は環境省に対し、来週中にも指定廃棄物の指定解除を求める申請を行うことを決めました。環境省によりますと、申請が行われれば全国で初めてとなります。
千葉市は指定が解除された場合も、廃棄物を直ちには処分せず、当分の間、清掃工場で保管を続けるとしています。
一方千葉市は、千葉県内の指定廃棄物の処分場の候補地となっていますが、熊谷俊人市長は「指定廃棄物が全く存在しないと確認できたのに処分場を受け入れることは市民の理解を得られないだろう」と述べ、受け入れを拒否する姿勢を改めて示しました。
セシウム濃度が下がったのはいいことではあるが、、、
たんに、5年以上も放置したあげくの、、、自然減衰、、、
なんというか、、原発事故対応の無責任体質そのものというか、
「セシウム-134(134Cs)半減期 2.06年」「セシウム-137(137Cs)半減期 30.1年」
(原子力資料情報室)
関連(本ブログ
■指定廃棄物 20日から濃度再測定 千葉市、月内にも報告( 新港清掃工場で保管分)/千葉2016年06月16日
■16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果2011年08月31日
千葉県8,000Bq/Kgを超えた施設 8 施設
8,000Bq/Kgを超えた施設
1 千葉市 千葉市新港清掃工場
7月15日 溶融飛灰 12,950 Bq/㎏
7月15日 溶融飛灰固化物 9,320 Bq/㎏
9 松戸市 クリーンセンター
7月4日 飛灰(固化) 47,400 Bq/㎏
8月9日 飛灰(固化) 24,500 Bq/㎏
10 松戸市 和名ヶ谷クリーンセンター
7月4日 飛灰(固化) 10,500 Bq/㎏
16 柏市 柏市清掃工場
7月3日 飛灰固化物 9,780 Bq/㎏
7月4日 飛灰固化物 8,860 Bq/㎏
17 柏市 柏市第二清掃工場
6月27日 溶融飛灰固化物 70,800 Bq/㎏
7月3日 溶融飛灰固化物 62,700 Bq/㎏
7月4日 溶融飛灰固化物 60,800 Bq/㎏
21 流山市 流山市クリーンセンター
7月5日 飛灰 28,100 Bq/㎏
8月2日 溶融飛灰 20,210 Bq/㎏
24 我孫子市 クリーンセンター
7月7日 飛灰 26,500 Bq/㎏
8月8日 飛灰 20,900 Bq/㎏
41 印西地区環境整備事業組合(印西市、白井市、栄町) 印西クリーンセンター
6月30日 飛灰 13,970 Bq/㎏
7月11日 飛灰 11,290 Bq/㎏
7月29日 飛灰 8,230 Bq/㎏
※松戸市や我孫子は混合灰(主灰・飛灰)として8,000Bq/㎏以下にして処理か?!