環境省「資料1 茨城県における指定廃棄物の安全・安心な処理方法について」より転載
■【茨城】指定廃棄物の専用保管庫を建設へ 環境省、龍ケ崎で住民に説明
東京新聞-2016年6月20日
東京電力福島第一原発事故で発生した指定廃棄物について、環境省は十九日、龍ケ崎市内の龍ケ崎地方塵芥(じんかい)処理組合で保管中の一八一・五トンの管理強化策として、専用保管庫を建設する方針を地元に説明した。
環境省は、各県に一カ所ずつ処分場を建設する方針だったが、いずれも実現のめどは立っていない。今年二月、県内では当面は処分場を建設せず、現状のまま分散保管の継続を認めると方針変更した。
処理組合内の指定廃棄物は、化学繊維製のフレコンバッグ二百四十二袋に詰められ、敷地内のガレージとペットボトル保管庫、資源物保管庫に保管。周囲の空間放射線量を計測している。
説明によると、保管庫は敷地内に建設し、高さ約五メートル、長さ約十五メートル、奥行き約十メートル。コンクリート製で壁の厚みを約三十センチに することで、放射線を98・6%遮断できるという。今月から設計を始め、九月に着工、来年一~三月の指定廃棄物の搬入を目指す。
処理組合で開かれた説明会には、約二十人の住民らが出席。「最初の約束では国が引き取ってくれるはずだった。放射能濃度が下がって指定が外れれ ば、どこかに移してもらえるのか」などの質問が出された。環境省や県の担当者は「まだ決まっていない」「慎重に検討する」などと答えるにとどめた。
県内の指定廃棄物は、主に焼却灰や汚泥などで、今年三月末現在で約三千六百トン。十四市町のごみ処理場など十五カ所に、暫定的に保管されている。環境省は他の自治体とも保管強化策を協議している。 (宮本隆康)
指定廃棄物、分散保管の茨城
龍ケ崎地方塵芥(じんかい)処理組合の指定廃棄物(181.5トン)
2011年7月11日測定で 飛灰 19,300 Bq/㎏
2011年8月17日測定で 飛灰 15,000 Bq/㎏
再測定云々の前に、安全な保管、専用保管庫を建設など当然のことではあるが、、、
5年もたって、、やっと保管の強化、、、
もっとも、どの地域でも、仮置きがそのまま永住保管場所、処分場となることをお恐れての当面の措置ではあったのだろうが、、
なにしろ、、信頼関係などなくなっているので、、なにをするのも疑心暗鬼となるのだろうが、、、
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環境省「参考資料3 茨城県における8,000Bq/kg超の廃棄物保管量の変化の推計」より転載
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■16都県の一般廃棄物焼却施設における焼却灰の放射性セシウム濃度測定結果 2011年08月31日
茨城県8,000Bq/Kgを超えた施設 10 施設
8,000Bq/Kgを超えた施設のみ抜粋
1 日立市 日立市清掃センター
7月11日 飛灰 15,500 Bq/㎏
8月17日 飛灰 17,300 Bq/㎏
2 土浦市 土浦市清掃センター
7月11日 飛灰 12,100 Bq/㎏
5 北茨城市 北茨城市清掃センター
7月11日 飛灰 10,400 Bq/㎏
8 ひたちなか市 勝田清掃センター
7月11日 飛灰 15,900 Bq/㎏
9 ひたちなか市 那珂湊清掃センター
7月11日 飛灰 13,800 Bq/㎏
15 阿見町 阿見町霞クリーンセンター
7月11日 飛灰 16,200 Bq/㎏
8月17日 飛灰 8,500 Bq/㎏
16 龍ヶ崎地方塵芥処理組合 くりーんプラザ・龍
7月11日 飛灰 19,300 Bq/㎏
8月17日 飛灰 15,000 Bq/㎏
19 常総地方広域市町村圏事務組合 常総環境センター
7月11日 飛灰 31,000 Bq/㎏
8月17日 飛灰 17,400 Bq/㎏
23 茨城美野里環境組合 クリーンセンター
7月14日 飛灰 12,000 Bq/㎏
25 新治地方広域事務組合 環境クリーンセンター
7月14日 飛灰 10,000 Bq/㎏