サッカー欧州選手権 ストによる妨害を仏大統領が警告
BBC New「「EURO2016」 ストライキによる妨害の可能性をフランス大統領が警告」より
仏パリの街に山積のごみ、労働法改正めぐるストライキ (AFPBB News)
「EURO2016」 ストライキによる妨害の可能性をフランス大統領が警告
livedoor-2016/06/10 BBC News
サッカー欧州選手権 ストによる妨害を仏大統領が警告
フランスのオランド大統領は9日、10日に開幕するサッカーの欧州選手権(ユーロ2016)が労働組合によるストライキによって妨害される可能性があると警告した。
同国では雇用や解雇を容易にする労働法改正への抗議など、労組運動が活発になっている。鉄道従業員によるストで、パリ近郊で10日に開かれる欧州選手権の開幕戦が影響を受ける可能性がある。
10日夜にはフランス対ルーマニア戦がパリ近郊サンドニのスタッド・ド・フランスで開かれる。鉄道従業員らは、競技場に向かう路線でストを実施すると警告した。
パリを含むフランス各都市で、労組組合員がごみ焼却炉を封鎖するなどしたため、街中にごみ袋が回収されずに放置されている。パリ当局によると、3000トン近くのごみが未回収の状態だという。
続きは~
パリ市で放置されたごみ 時事通信6月11日(土)9時37分 10日、パリで、市職員のストのため、回収されないまま街中に放置されたごみ。
欧州選手権、開催国フランスはイメージダウンに戦々恐々
AFP 2016年06月10日
【6月10日 AFP】路上にあふれるごみ、交通機関のストライキ、デモ隊と警官隊の衝突、おまけに洪水——10日に開幕するサッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)の開催国フランスでは、全世界の注目が集まる中で、山積する問題によるイメージダウンの恐れに旅行業界が頭を悩ませている。
続々とサッカーファンが詰め掛ける中、フランスの鉄道ストは9日目に突入。首都パリ(Paris)ではスト中の労働組合員らがごみ焼却施設に通じる道路を封鎖したため、収集できないごみの山が路上のあちこちに見られる。労働法改革に抗議するデモ隊と警官隊との衝突も各地で続き、さらに今月初めには大規模な洪水に見舞われた。
「まったく悲惨なありさまだ。海外メディアが報じるのは、炎上するパリの光景や慢性化した社会的対立ばかり。そして、観光客が目にするのはカフェの 前に放置されたごみ箱ときては、フランスはどこでもこんな風なのだと思われてしまう!」と、仏旅行業協会のジャンピエール・マス(Jean-Pierre Mas)会長は嘆く。
旅行業界では、欧州選手権が成功すればフランスのイメージアップにつながると期待をかけるが、マス会長は「ストのせいで移動もままならないチームが出てくるかもしれない。もし、そんなことになったら…」と懸念を口にした。(c)AFP