■ 国境越える煙害で提訴検討 シンガポール、インドネシア企業に罰金
SankeiBiz-2016年6月11日
シンガポールのマサゴス・ズルキフリ環境水資源相はこのほどブルームバーグとのインタビューに応じ、昨年煙害を発生させたインドネシアの企業を提訴する方向で検討していることを明らかにした。
シンガポールは、インドネシアに拠点を持ち世界有数の製紙会社であるアジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)の6社のサプライヤーに対し、煙害防止の措置に関する情報の提出を求めた。
同相は「こうした企業やその役員は自らが行ったことに対する責任をとらなければならない」と強調した。「煙害に関与した企業は、煙害発生につき最大で1日当たり10万シンガポールドル(約788万円)の罰金が課される」とも指摘した。
シンガポールでは煙害は健康に害を及ぼすとして社会問題に
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