■家庭ごみ有料化は?鹿児島市で審議会(鹿児島県)
日テレNEWS24-2016年5月25日
家庭ごみを処理する際の費用を市民が負担することでゴミの量を減らす有料化について話し合う審議会が開かれた。話し合いの結果、有料化はごみを減らすため の有力な方法としながらも、今すぐ、実施する段階ではないとの結論が出された。鹿児島市役所で開かれた清掃事業審議会。鹿児島市の家庭ごみを減らそうと、 ごみの有料化に向けて話し合われた。家庭ごみの有料化は、自治体が指定するごみ袋を購入し処理費用の一部を各家庭に負担してもらう制度。ごみを減らすだけ でなく埋め立て処理場の延命化なども期待されている。県内では、鹿屋市や阿久根市など19の市町村で家庭ごみが有料化されている。鹿児島市の市民1人が1 日に出すごみの量は、全国47の中核市の中では7番目に多い状況。有料化について話し合ってきた審議会は25日、「まずは有料化以外の施策で減量化を進め 効果が見られない場合には、経済状況を十分勘案し有料化をすべき」との答申をまとめた。鹿児島市清掃事業審議会の井上佳朗会長は「家計が苦しい世帯が増え つつある。生活保護世帯が増えつつある状況のなかで、すぐさまごみの有料化を実施する事態ではないだろう」と話した。審議会は、今回まとまった意見を27 日に森市長に提出する方針。
[ 5/25 18:54 KYT鹿児島読売テレビ]