■ ごみの固形燃料加工できず 大阿蘇環境センター
熊本日日新聞 2016年5月25日
阿蘇市跡ケ瀬の一般ごみ処理施設「大阿蘇環境センター未来館」を管理する阿蘇広域行政事務組合は24日、熊本地震の被害で、可燃ごみの固形燃料(RDF)加工を停止していると明らかにした。
未来館は2002年に稼働。西原村を除く阿蘇管内6市町村のごみを毎日約90トン受け入れ、可燃ごみはRDFに加工し、不燃ごみは資源化している。
同組合によると、4月16日の本震で、敷地の一部が最大50センチほど陥没。RDF加工工場は地盤ごと落ち込み、資源・不燃ごみを扱うリサイクルプラザ につながる渡り廊下も寸断された。機械設備に大きな被害はなかったが、建物の安全が確保できないため稼働を見送っている。
リサイクルプラザは損傷が比較的軽く、資源・不燃ごみは通常通り処理。一方、可燃ごみは大分市に処理を委託し、連日トラックで運び出している。
RDF加工工場の詳しい損傷程度は現在調査中。同組合は「6月中に判明する結果次第で補修か建て替えかを検討する」としている。(上杉勇太)
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ごみの固形燃料加工できず 大阿蘇環境センター/熊本
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