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Channel: 東京23区のごみ問題を考える
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23区 清掃工場の排ガス(煙突)のアスベスト濃度測定結果の状況

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今回のアスベスト測定でも若干の検出あり。23区の清掃工場、災害廃棄物の受け入れは3月末ですべて終了した。今後のアスベスト測定結果に注目、、、

東京二十三区清掃一部事務組合
■排ガス(煙突)のアスベスト濃度測定結果について
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(3月4日〜3月6日採取分)(PDF:99KB) NEW
世田谷、渋谷、江戸川の測定結果

現、19清掃工場37炉中、これまでに若干でもバグ出口や煙突での検出は、世田谷、光が丘、江戸川、目黒、渋谷、豊島、多摩川、有明の8工場14炉
一度検出された工場は、再測定でもほとんどが検出となっている。今回の結果では、目黒、多摩川では、バグ出口、煙突共に不検出となっているのでこれで落ち着いてくれればいいが、豊島のように不検出後の再測定で検出もあるのでまだわからない〜
世田谷、豊島と、それぞれ工場特有の何かがあるのだろうか? 
また、世田谷、光が丘、江戸川、目黒、豊島、有明と複数炉ある工場は、そのどちらでも検出されているのだが、多摩川清掃工場は1号炉のみの検出となっている。
バグ出口でかなりの検出あれど、煙突では不検出も多いので、それはそれでいいのだろうが、主灰、飛灰中のアスベスト飛散防止対策、排ガス洗浄などで汚水処理に移行するのであれば、汚水、汚泥等での対策も確実にしてもらわねば。

これまですべての測定結果を一覧にしてみた。
どういう傾向が見えるだろうか〜



測定結果のうち若干でもバグ出口や煙突での検出分抜粋
検出とはいえ、検出下限値と同程度も多いので、あまり意味はないかもしれない〜
●測定結果日順


注1 「不検出」とは、検出下限値未満を表します。また、( )内は検出下限値を表します。
注2 単位「本/LN」は、標準状態(0℃、1気圧)における排ガス1リットル中のアスベスト本数を表します。
測定機関 株式会社環境管理センター
測定方法 「石綿に係る特定粉じんの濃度の測定法」(平成元年環境庁告示第93号)
   「アスベストモニタリングマニュアル(第4版)」
    (平成22年6月環境省水・大気環境局大気環境課)
使用測定器 走査電子顕微鏡

●清掃工場別一覧


但し、世田谷でアスベスト検出後、災害廃棄物の受け入れをしていない7月18日試料採取分もアスベスト検出後、これまで全く災害廃棄物を受け入れていない、北、豊島、多摩川のアスベスト検査を実施。そして、豊島と多摩川でアスベストの検出。

これまでの公表分
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(3月4日〜3月6日採取分)(PDF:99KB) NEW
世田谷、渋谷、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(2月6日〜2月20日採取分)(PDF:106KB)
目黒、多摩川、豊島、光が丘、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(1月16日〜2月5日採取分)(PDF:106KB)
港、目黒、大田、世田谷、光が丘、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(1月7日〜1月11日採取分)
北、多摩川、千歳、足立、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(12月10日〜12月27日採取分)
 中央、目黒、大田、世田谷、渋谷、豊島、光が丘、有明、足立、葛飾の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(12月3日〜12月13日採取分)
 品川、墨田、新江東、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(11月12日〜11月30日採取分)
 目黒、多摩川、世田谷、板橋、光が丘、江戸川の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(11月7日、8日採取分)
 渋谷、豊島の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(9月25日、26日採取分)
 世田谷の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(10月5日採取分)
 渋谷の測定結果
●排ガスのアスベスト濃度測定結果(7月31日〜8月27日採取分)
 光が丘、江戸川の測定結果
☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆
●排ガス中のアスベスト測定結果(平成24年10月18日現在)について(PDF:188KB)
●排ガス中のアスベスト検出に伴う今後の対応について(改訂版)(PDF:168KB)
排ガス中のアスベスト測定を平成24年9月から6か月に1回実施します。
●排ガス中のアスベスト測定結果(平成24年9月26日現在)について(PDF:311KB)
平成23年12月〜平成24年9月26日現在までの↑↑測定結果一覧あり。
平成24年9月26日現在で延べ21工場39炉でアスベスト測定、
15工場32炉で不検出、6工場7炉で検出。

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関連(本ブログ)
■23区 清掃工場の放射能等測定結果の推移 (2011年6月〜2013年4月上旬)(2013年04月22日)
■東京都 下水処理における汚泥焼却灰等の放射能測定結果の推移(2011年5月〜2013年4月上旬)(2013年04月22日)
■東京都 廃棄物埋立処分場での放射線量率(γ線)等測定結果推移(2011年5月〜2013年2月下旬)(2013年03月05日)

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アスベスト、23区特有の問題でもないと思うので、他都市の測定結果を知りたかったが〜
●八王子市の戸吹清掃工場「排ガス中のアスベスト測定結果」
やはり災害廃棄物の焼却前,後に、若干の検出あり。

1.単位(本/LN)は、標準状態(0℃、1気圧)における排ガス1リットル中のアスベスト本数を示します。
2.不検出とは、検出下限値未満を表します。( )内は検出下限値を表します。
3.測定方法 : 石綿に係る特定粉じんの濃度の測定法(平成元年環境庁告示93号)
         アスベストモニタリングマニュアル(第4版)(平成22年6月環境省水・大気環境局大気環境課)
4.分析装置 : 走査電子顕微鏡 エネルギー分散型X銑分析装置(SEM-EDS) JSM-6390LA(日本電子)
5.参考基準値 : 大気汚染防止法の特定粉じん発生施設に係る基準値。
          施設の敷地境界において1リットルあたり10本です。清掃工場には、この基準値は適用されません。

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アスベストの測定結果も、どのように考えればいいのかわからないが、先日、環境省の「アスベスト等の無害化処理に係る大臣認定」報道から、過去の、溶融処理施設での実証試験の結果をみて、結局は、排ガスなど関係なく、敷地境界(10本以下)やスラグやメタルで不検出になればよしとしているのかと、がっかりもした。

電子顕微鏡で「長さ5μm以上、幅3μm未満でかつ長さと幅の比(アスペクト比)3:1以上の繊維状物質」を数えるのだから、考えただけで気が遠くなる。1μm=10万分の1(0.000001)それほどに微細でも、吸い込めば危険な物質で、且つ数十年後に影響がでてくるのだから、放射能同様に恐ろしい。

大気中のアスベスト測定結果も、ダイオキシン類同様に、昭和の時代からみると、かなり少なくなってきてはいるようだ。しかし、地域よって、測定条件にもよるのだろうが、かなりの開きがある。発生源の特定、家屋の解体現場や、災害被災地でに拡散防止、まずは発生場所となる部分で徹底して飛散防止をしてもらうしかない。

中央防波堤埋立処分場の数値0.22本/L〜0.28本/L〜
新海面処分場では、焼却灰や、不燃ごみの埋立処分、飛散性アスベストの受入もしている。中防内側埋立地には、東京都の建設発生土再利用センターも土ぼこりを巻き上げているし、アスベストの高、高、には、いろんな要因が重なってのことだろう、、
環境省調査
●平成23年度アスベスト大気濃度調査結果(総繊維数濃度)
江東区分抜粋(平成7年からの推移あり)
中央防波堤埋立処分場:?0.22本/L〜0.28本/L ?0.11本/L〜0.22本/L
東京都環境科学研究所:?0.11本/L〜0.28本/L ?0.11本/L〜0.17本/L

江東区調査分
●アスベスト大気濃度調査結果(平均)(平成23年度)(H23.9.3〜9.15の連続3日間)
東陽:0.071本/L未満、亀戸:0.071本/L未満、豊洲:0.057本/L未満
※調査方法は環境省「アスベストモニタリングマニュアル」で実施

東京都モニタリング(S60〜H23) かつては江東も、新宿も1本/L以上もあり、、
●都内3地点で一般大気環境中のアスベストのモニタリング


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