環境省の「巨大災害発生時における 災害廃棄物対策の取組」 も、南海 トラフや首都直下型地震を想定してあれこれ対策を検討ということなのだろうが、、いかに、交付金をかさ上げして、「強靱な廃棄物処理施設整備」をうたって も、直下で大きな地震が起きれば、たとえ設備だけ強靱でも、被災地の施設の運転継続もたいへんなこと、、、
そして、通常のごみ量ではないのだから、、東北地方太平洋沖地震で地震と津波に襲われた宮城県女川町は災害廃棄物の量が推計44万4000トンということで、通常排出量の約115年分ということであった。（23区も広域処理で災害ごみの受け入れ）
こういう事態になれば、近隣地域の処理施設に、広域処理をお願いするしかないのだろう。
人手も、車も、処理施設も、、、助け合うしかない、
熊本地震の災害ごみや生活ごみ、福岡市、大分市、北九州市、長崎、佐賀と、、近隣自治体が続々と受け入れを表明している、
■ 災害廃棄物処理「先見えず」＝仮置き場満杯、分別も課題－熊本地震
時事通信 2016年4月26日
熊本地震では多くの家屋や建物が倒壊や破損の被害に遭い、膨大な量の災害廃棄物が発生した。処理が追いつかない状況で、熊本県益城町では用意した仮置き場 がほぼ満杯になり、新たに確保した場所に廃棄物を移す作業に追われている。今後建物の取り壊しが本格化すれば、搬入量は一気に膨れ上がる見通しで、分別方 法も課題だ。町の担当者は「先が見えず、いつ終わるのか想像もつかない」と途方に暮れる。…
■News Up 熊本地震の被災地 どうするごみの処理
NHK 2016年4月26日
熊本地震の発生から２週間近くたち、被災地では、ごみをどう処理するかが大きな課題の１つになっています。家庭ごみについては、処理施設が稼働できなく なった自治体のごみを、県内外のほかの自治体が受け入れるなど、広域支援が始まっています。一方、今後、壊れた家屋の解体に伴ってがれきなどの災害ごみが 大量に出ることが見込まれ、本格的な対応が急がれます。…
■ 家庭ごみを他の自治体で処理 益城町の施設使えず
NHK 2016年4月26日
熊本県益城町にあるごみ処理施設が地震で稼働できなくなるなか、処理能力に余裕がある施設を持つ熊本県内各地の自治体が家庭ごみを代わりに受け入れる作業を始めています。 ..
NHK 2016年4月26日
熊本市は、地震によるごみの増加で仮置き場での受け入れが難しくなったことなどから、住宅の解体工事で出たごみを市内の埋め立て処分場で直接受け入れを始めました。 ...
■ ごみ処理切迫 焼却施設破損、住宅街に山積み 西日本新聞 2016年4月27日 熊本地震の被災地では、大量に発生した「災害ごみ」の収集、処理が切迫した問題となっている。熊本市や熊本県益城町では、他自治体の支援も受けて収集を 急いでいるが、焼却施設の一部稼働停止などで追い付いていないのが現状だ。益城町では仮置き場が容量オーバーに近づき、受け入れ中止の事態にもなってい る。未回収ごみは住宅地周辺の道路沿いなどにも山積みされ、住民からは不満も出始めている。 ...
いろんなニュースを目にしているが、
災害廃棄物の初動対応というか、生活ごみ、災害ごみ、分別、仮置き場、、、と、、
大変なことなんだろう、被災自治体にいろんなマニュアルがあったとしても、、、
密集地であれば、仮置き場の確保も大変なこと、
仙台市も熊本市に100人以上職員を派遣したとでていたが、、、
震災廃棄物への対応、仙台市の取り組み事例は貴重だ、ぜひ活用してほしい。
ほんとうに大変なことだろうな、、、いろんな危険ごみも多いことだろう、
今後、家屋の解体など、アスベストなどの有害ごみも心配だ、
ひとごとではない、みんな明日は我が身、、、
関連（本ブログ）
■熊本地震、避難所の生活ゴミの処理 一部を福岡市で受け入れへ、大分市、北九州市でも、 2016年04月21日
●災害ごみ分別して 集積所持ち込みで呼び掛け熊本日日新聞
●熊本地震／都と３８区市町が職員派遣／技術職が建物等危険判定で都政新報
●佐賀市清掃工場 熊本のごみ受け入れ佐賀新聞
●熊本の災害ごみ受け入れ 北九州市、２８日から１日１５０トン西日本新聞
■福岡市がごみ処理支援 収集車と職員を熊本へ派遣経ニュース
■ 被災地ごみ処分 県内４市が支援 ／長崎 毎日新聞
●道路うねり地盤沈下 熊本派遣の横浜市職員、現地の状況語る 東京新聞
●処理場損傷、ごみ山積 被災者、衛生面懸念 毎日新聞
●熊本地震被災地へゴミ収集支援チーム（広島県） - 日テレNEWS24