■鹿児島市/近くアドバイザー委託/新南部清掃工場DBO
日刊建設通信新聞 (会員登録)-2016年4月15日
鹿児島市は、DBO(設計・建設・運営)で進める新南部清掃工場ごみ焼却施設・バイオガス施設整備事業のアドバイザリー業務を近く委託し、要求水準書など の作成に着手する。委託方法は一般競争入札を軸に検討している。2017年度に整備・運営事業者を選定する予定で、早ければ16年度中にも事業者選定に着 手する。
鹿児島市谷山港3の現工場隣接地約1万1000㎡に新たなごみ焼却施設とバイオガス施設を一体的に整備する。基本設計では、ごみ焼却施設の日量処理能力 を約220t(約110t×2炉)で焼却方式はストーカ式、バイオガス施設は日量約60tで処理方式は乾式メタン発酵を想定している。概算建設費は約 178億円を見込んでいる。
維持管理・運営期間は20年と25年で試算しており、維持管理・運営費は20年で約137億円、25年で約175億円を見込む。事業期間は要求水準書作成の中で固める。
17年度中に整備・運営事業者を選定し、実施設計などに着手する。20年度中の完成、21年度の稼働開始を目指す。16年度予算にはアドバイザリー業務 委託費など2770万3000円(ほかに17年度までの債務負担4266万円)を計上した。基本設計などはパシフィックコンサルタンツが担当した。