■東日本大震災 「解除は唐突」と住民 原発避難の福島・葛尾村
産経ニュース-2016年4月10日
政府の原子力災害現地対策本部は10日、東京電力福島第1原発事故で福島県葛尾村に出ている避難指示を、放射線量が高い一部地域を除き、6月12日に解除する方針を巡り、同県田村市で住民説明会を開いた。避難生活を送る住民からは「解除は唐突すぎる」などの意見が出た。
説明会は午前と午後の計2回開かれ、住民計約300人が出席した。政府の担当者は「除染は昨年12月までに一通り終え、生活インフラも整った。今後、個別 的な相談にも対応していく」と説明。住民からは「解除の前に、医療機関の整備が先だ」「除染が不十分」などの意見が出た。対策本部の後藤収副本部長は、 「解除時期は決定ではない」と強調した。
「南相馬市も帰還困難区域を除く避難指示区域を4月中解除を目指す」というニュースが流れていたが~
政府はなぜ避難指示解除を急ぐのか、南相馬市も葛尾村もはやく解除してほしいのだろうか?
解除を疑問視する住民のほうが少ないのだろうか?
素人的にみても葛尾村の状況がいいとはおもえないが、
なにしろ避難指示区域でなくともどこもかしこも状況がいいとはいえないので、
葛尾村ホームページ トップページ
福島県 環境放射能監視テレメータシステム
経済産業省「避難指示区域の概念図と各区域の人口及び世帯数(平成27年9月5日時点)」より
帰還困難区域
(約24,100人/約9,000世帯)
居住制限区域
(約22,700人/約8,300世帯)
避難指示解除準備区域
(約23,600人/約8,000世帯)
旧避難指示区域
解除日: 田村市(平成26年4月1日)
: 川内村(平成26年10月1日)
: 楢葉町(平成27年9月5日) 詳細は~
除染特別地域(国直轄除染)の概要・進捗 > 福島県 葛尾村
区域見直しの現状 (平成28年4月8日時点)葛尾村の除染関連の進捗情報を掲載しています。
葛尾村の除染特別地域について 除染実施計画策定 平成24年9月 除染対象区域人口 約1,400人 除染実施対象面積 約1,700ha 避難指示区域見直し 平成25年3月 仮置場(平成27年12月末時点) 確保済み 同意取得
(平成27年12月末時点) 終了 除染作業
(平成27年12月末時点) 終了 最新情報 同意取得に関する作業状況
終了 仮置場に関する作業状況
1行政区:仮置完了
10行政区:確保済み 除染等の作業状況
平成24年度 葛尾村除染等⼯事:完了(奥村・西松・大豊JV)(平成25年4月25日~平成27年3月25日)
平成26年度 葛尾村除染等工事(その2):実施中(奥村・西松・大豊JV)(平成27年3月16日~)
事後モニタリング業務:実施中
330人規模で実施中